作成者/管理人   2017年1月上旬実行
アド山大縦走



4年振りにアド山に行ってきた。
前回は一般道のみのコース取りで金蔵院から舗装林道に抜けている。
今回は登山道の無い北側の尾根から取り付き、嘉多山公園までとそこそこの距離を縦走した。
本来アド山は2時間程度で歩ける里山なんだがその3倍もの時間をかけてしまった。
何時もの事だが普通の登山者、特にピークハンターとかには絶対理解不能な行動である。^^

ルート/駐輪地⇒小尾根取付⇒263m標高点⇒旧峠⇒368m標高点⇒アド山⇒314m標高点⇒林道小室正雲寺線峠⇒270m標高点⇒227.7m三角点⇒嘉多山公園駐車場



 



駐輪地から500m程、舗装路を歩いてここから取り付く。
右に見える柵は一部分しか設置されてなくて本来の柵の役目を果たしていなかった。


なだらかな地形だったので呆気なく尾根に乗った。
序盤は植林地の中を歩く。


比較的、新しそうな祠を発見した。
年号は書かれてなかったが昭和のものだと思われる。


植林の回路である。
個人的には植林地でもこう言う場所は嫌いでは、ない。


若い自然林が出てくると真っ直ぐ歩けなくなる。
結果的にこの付近が本日のルートの中で1番歩き辛かった。


263m標高点に到着した。
人工的なものを探すがテープ位しか発見出来なかった。


地形図を見て頂ければ分かるが本日のルート付近は採石所だらけだった。
ただ、尾根の上は至って平和で作業音が聞こえなければ雰囲気的にそんなに悪くなかった。


263m標高点の次のピークが近づくと勾配がキツクなってくる。
踏み跡が見当たらなかったので斜めに歩けそうな所を探しながら上へと上る。


350m級のピークに到着した。
採石場で分断されているので正確な事は分からないがここから本尾根だと思われる。


350m級のピークの目の前も採石所だった。
この時点では気付いてないがこの採石所、3枚上の採石所と同一のものだった。
本日、スマホを忘れてしまい採石所の位置関係が全く分からなかった。


350m級のピークから約90度進行方向が変わり北東から南東になる。


地形図で表せない小ピークで本日、2つ目の祠を発見した。
その直ぐ先の小ピークで。


一気に3つもの祠を発見する。


※オンマウスで土台部分拡大
1番大きいやつは明治のもので沢山の人の名前が彫られていた。


祠が向いてる方向の景色になる。
画像、中央付近の集落で祀ったものなのかな?


3つの祠がある場所の直ぐ下は切り通しになっていた。
地形図だと横に破線が走っていて完全に昔の峠だった。


旧峠付近には石仏が2体あって1体は石垣&屋根付きだった。


切り通しを横から撮影。
地形図を見ると今現在、どちらのルートも通れると思うが北東側は採石所のギリギリの所を通っていた。


道型もしっかり残っていた。
検索方法が分からなかったが古道マニアとか来る場所なのか?


続きは、こちら。
こちら側にも小さい祠が1つ置かれていた。


旧峠の先は細かいアップダウンを繰り返していた。
でも、厳しい地形は、なく自然林が主体で気分良く歩けた。


正面に採石所が見えてくると尾根は左右に分かれる。
この場所、地形図では平地になっていたが小ピークだった。


右方向がアド山方面で目印代わりだと思うが木にペットボトルが刺してあった。


左が368m標高点方面になる。
時間がタップリあったのでザックをデポして取り合えず368m標高点方面に行ってみた。


方向的にアド山だと思うが368m標高点に向かう途中、三角形のこの山が目立っていた。


最低限の荷物しか持ってこなかったのであっと言う間に368m標高点に到着した。
更に南東方向へ進む。


進行方向右側にU字溝が埋設されていた。
間違いなく採石場の施設なのだろう。


370m級のピークに到着した。
ここは、この付近の最高地点で多分、アド山より数m高いと思われる。


370m級のピーク付近は周り中、採石所だった。
居心地は悪くなかったがさっさと引き返した。


ザックを回収してそのまま先へ進もうかと思ったが。


空腹に負けておやつにした。
何が悪かったのかシュークリームが大クラッシュしていた。
何時も適当にザックに積めているのだがこんなに潰れたのは初めてだった。
まぁ、味は変わらないからなんの問題もないのだが。


小規模な切り通しである。


両側で道型も確認出来た。
位置を確認しなかったが近くまで実線が伸びていたので古道の可能性が高い。
祠や石仏などは見当たらなかった。


ようやくアド山が近付いてきた。
地形図によると頂上手前は等高線が詰まり気味だったので少しであるが緊張していた。


目の前にゴッツイ岩峰が現れた。
直登は不可能なので辺りを見回した。


すると左に道型のようものが目に入る。


その後も踏み跡や道型を頼りに上へと向かう。
意外な事に踏み跡が異様に付いていた。
後から考えると一般登山者がルートミスで入り込んでしまったものと思われる。


ペンキで書かれた矢印が見えてきて一般道と交わる。


非正規ルートから出てきた所を撮影。
踏み跡は見えるがルートっぽくなっていなかった。
逆向きで歩くと少し分かり辛いかも知れない。


アド山に到着した。
4年振りなので山頂の記憶はハッキリ残っていたがその時より明るい印象だった。


展望は南東側が開けていて432.4m三角点峰や。


この後、下る尾根が良く見えていた。


こんなマイナーな山、しかも平日なので誰も来ないと思いランチにした。
一応、アド山を後にするまで誰も来なかったが出発直前に鈴の音が微かに聞こえたので直後に誰かが登って来たと思われる。


2回目なので知っては、いたがアド山からの下りは、かなりの急勾配だった。
ロープを伝ってゆっくり下る。


4年前は無かったサブコースが出来ていた。
現在は一般道に昇格して金蔵院から周回可能となっている。


周回コースからは外れているが展望台も出来ていた。


新設の展望台からの景色になる。
大鳥屋山へ続く稜線や。


先程まで居たアド山や。


東側の採石所などが見渡せた。


で、これが新設の展望台の直ぐ先にあるカガミからの景色になる。


更に進むと舗装林道に飛び出し一般道は一旦終りとなる。


右に目をやると登山者用の駐車場が出来ていたと言うか駐車場の案内が設置されていた。
で、その場所から。


南側の非正規ルートが始まっていた。
画像の通り、完全に道になっていて登山者か林業関係者が分からないが歩く人間が相当数居るように見えた。


こちらのエリアは植林地が主で両側が自然林になるような場所は殆どなかった。
昔を偲ばせるようなもの全く見掛けなかったので逆側の非正規ルートに比べると印象が薄い。


一箇所、展望スポットがあった。
本日の非正規ルートは大きく開けた場所が殆どなかったので貴重なポイントになる。


終盤に差し掛かると少し鋭い地形のピーク(270m級のピーク)が存在した。
当然、勾配がキツかったがルートのようなものが見当たらなかったので緩い所を狙って右寄りに進路を取った。


270m級のピークに到着した。
形の良さそうな山だったので山名板が付いている事を期待したが何も付いていなかった。
南斜面もやや急で少しだけ歩き辛かった。


270m級のピークを下り切ると目の前に鉄塔が現れた。


鉄塔の東側が開けていた。
大分、高度を下げていたので見晴らしはイマイチだった。


ここで作業道のようなルートに接続する。
後でログデータを解析するとこの作業道、地形図に載っている実線で嘉多山公園の遊歩道だった。


嘉多山公園の最高地点に到達した。
私は、ここに三角点があるものと思っていたが違っていた。


最高地点の直ぐ先には展望台である。


展望台からの景色になる。
正面に見えるのが299m標高点峰で地形図判断だが登れると思う。
右奥に見えるのが三床山だった。


227.7m三角点に到着した。
この三角点、遊歩道のド真ん中にあって非常に邪魔な存在になる。


遊歩道の案内図を発見した。
かなりアバウトな案内で位置関係等、全く分からなかった。


小規模な神社が現れた。
奥の院的なものかと思っていたがネットで調べると稲荷神社(嘉多山稲荷)だった。


大分、高度が下がっていたがまた展望台である。
大した景色じゃなさそうなのでスルーした。


ほぼ平地だったのだがまた神社(浅間神社)が現れた。
この時点で先程の嘉多山稲荷をここの奥の院と勘違いしていた。^^


少しだけ遠回りして駐車地に到着した。
駐車地の位置関係が良く分からなかったので1度車道に出てしまった。
この後、自転車を回収してある場所に向かったのであった。








※オンマウスで上部拡大
採石所繋がりと言う訳では、ないが去年登った戸叶山の麓に立ち寄ってみた。
と言うのも自転車を回収した地点から10分程度の近距離だったのだ。
事前にストリートビューで現状を確認していたので特に驚かなかったが全面が削られていて悲惨な状態だった。
1年前、あの頂に立ったと思うと変な気持ちになったと言うか下半身がムズムズしてきた。w
高所が苦手ない方は登る前になるべく見ない方がいいかも知れない。^^

歩行距離/9.4km|累積標高差/+940m -975m
所要時間(休憩含)/5時間40分(8:30〜14:10)|出会った登山者/0人
自転車走行距離/4.7km|累積標高差/+46m -11m

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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