作成者/管理人   2016年1月上旬実行
赤柴山脈(十二山〜大鳥屋山〜駒見山)



桐生市とみどり市の境界尾根、赤柴山脈を歩いてきた。
多分、赤柴山脈と聞いてピンとくる方の方が少ないと思う。
座間峠と鳴神山の稜線の途中から南西方向へ派生する尾根と聞けばこの山域にある程度詳しい方なら大体の位置が分かるんじゃないかな?
去年の3月に私が歩いた鍋足沢の頭〜大畑山〜荒神山と近いイメージだが赤柴山脈の方が起点の位置が深く、近くまで乗り物で行けないため攻略が厄介だった。
出来れば一気に片付けたかったが余裕を持って2回に分ける事にした。

ルート/駒形登山口⇒椚田峠⇒赤芝の頭⇒十二峠⇒十二山⇒高鳥屋山⇒駒見山⇒高倉山⇒駒見峠⇒三本木峠⇒谷山(449.2m三角点)⇒桜峠⇒林道出合⇒駐輪地



 



スタート地点の駒形登山口である。
相変わらず林道工事をやっていた。
文句を言える立場じゃないがホント鬱陶しい。(苦笑)
この後、登山道には入らないで左の林道を進む。


林道には数軒の廃屋が存在した。
上の画像の建物は、やけにデカイと思ったら釣り堀の跡地だった。


右折して支線に入る。
因みに地図の上では左に行くと県道334号線へ抜けられるのだが実際に通過出来るかは不明である。


おっと、工事で通行止めのようだ。
当日は正月の4日と言う事で休工中だった。
今後、行かれる方は、ご注意下され。


林道と言うか作業道を暫く進みここから登山道に変わる。


最初、谷筋のルートだった。
最近整備みたいで新しい橋(丸太)が数本設置されていた。


椚田峠まで後ちょっとと言う所で登山道は尾根上のルートになる。


何やら観光スポットである。
6月の中旬から下旬にかけて小紫陽花と言う花が沢山咲くそうだ。


椚田峠に到着した。
登山口からここまでコースタイムは1時間半だったが10分程度早く歩く事が出来た。
左折して座間峠方面へ進む。


973m標高点に到着した。
椚田峠からここまで120m位、高度を上げていた。
ほぼ直登だったので思いの外、キツかった。(汗)


973m標高点の景色である。
こちらが栃木・佐野方面で。


こちらが日光方面になる。
画像中央の男体山は殆ど雪が付いていなかったが途中で目にした日光白根は、ほぼ雪山だった。


赤柴山脈の起点に到着した。
差し詰め赤柴尾根の頭or赤柴の頭とでも言うべきかな。


赤柴山脈を少し進むと自然林の気持ちのいい場所があった。
間違いなく本日のベストポイントである。
ここで。


おやつにした。
ホント居心地の場所で1時間位ゆっくりしたかったがまだまだ先が長いので15分位しか留まらなかった。


終盤を除いて目印を殆ど見かけなかった。
かなり奥まった場所なので定期的に歩く人が居ないと思われる。


左に舗装路が見えてきた。
これは先程歩いていた林道の延長線上の道でこの後、また歩く事になる。


桐生市名物の基準点である。
この付近の山へ入ると必ずと言っていいほど見かけるね。


この黄色いテープは目立っていた。
何を意味するのか分からないがSJMと書かれていた。


舗装林道が接近してきた。
どうもこの辺りが十二峠だった。


十二峠付近には祠が置かれていた。
祠には小平中と書かれていた。


十二山への上りが始まった。
こんな岩場もあったが危険な思いは全くしなかった。


この画像では分からないだろうが直登が難しい位のキツク勾配になる。
落ち葉で踏み跡が見えなかったので歩けそうな斜面を探しながら一歩一歩着実に上がる。


勾配が緩んだ。
一瞬、十二山かと思ったが十二山は先の方に見えるシルエットだった。


右方向に赤城山が見えてきた。
やっぱ、この辺りでは圧倒的な存在感だね。


十二山に到着した。
本日は合計4つもの三角点を見る事になるがこれが最初の1つになる。
十二山には有志が作った山名板が2枚付いていた。
三角点の後ろにあったのがすかいさん作で。


こちらがハイトスさん作になる。


ハイトスさんが作成した山名板の裏を見ると2014年と記されていた。
取り付け当日のレポは、こちらになる。


十二山でランチにした。
そう言えばここの所、7の蕎麦はっか買ってきてしまうよ。^^


十二山を下って行くとそんなに古くない感じの伐採地が現れる。
最初、尾根の上を無理して歩いていたが倒木でどうしようもならなくなり作業道に下りてしまう。
なので早めに下りちゃった方が賢明かな。


右方向にコンパクトな山脈である。
方角的にこの歩く尾根かと思ったらその通りだった。


予想は、していたが舗装林道は切り通しになっていた。
エスケープ出来ると思ったが探すのが面倒なので。


作業道をそのまま利用する事にした。


ここで舗装路に接続する。
効率と安全性を考えたら切通を無理に下りるより得策かも知れない。


結構、踏み跡が付いていたのでここが尾根からの下り口のようだ。
角度的に下りは、なんとかなりそうだが上るのは相当大変だと思う。


切り通しまでやって来る。
ここからも作業道を利用した。


ここで作業道は終わりとなりまた尾根歩きの続きとなる。


作業道の終点からの展望になる。
赤城山を眺めるための本日のベストポイントだった。


伐採地から80m程度高度を上げて高鳥屋山に到着である。
山名板は、なかったがRKさんの三角点名板が付いていた。
ここを過ぎると距離の長い上り勾配は存在しなかった。


祠が3つも置かれていた。
ネタをばらすとこの時点で既にルートミスをしていた。(汗)


祠の所からややキツイ下り斜面を下りて行くと上り返していた。
ここでおかしいと思いGPSを確認すると南西に200mちょっとずれていた。
トラバースしてリカバリー出来る地形では、なかったので素直に引き返した。


30m位高度を上げて祠の所へ戻ってくる。
更に100m位引き返したのち南の斜面を下りて行くのだが倒木が多く尾根型がハッキリしてなかったので思いっ切り進路を取り辛かった。
間違いなく本日のルート上で1番分り難いポイントになる。


駒見山に到着した。
駒見山には恐ろしく高規格な標識が設置されていた。
やけに新しい標識だなと思い日付を確認するとまだ設置してから1ヶ月位しか経っていなかった。
この付近から踏み跡が極端に増え、準登山道レベルのルートになる。


駒見山付近にザックをデポして584.0m三角点へ向かう。
584.0m三角点は境界から少し外れた場所に位置していた。


駒見山から約30m高度を下げ少しだけ上り返して584.0m三角点に到着である。
584.0m三角点は意外にも名前(高倉山)の付いた山だった。
駒見山と違って植林地の中の薄暗い山頂であまり居心地のいい場所では、なかった。


境界へ戻りザックを回収して先へ進む。


目印が大量に付けられていた。
新しい感じの目印も混じっていたので駒見山にあった標識を設置した某クラブが付けたんじゃないよね?


駒見山から下り切った所は峠のような地形だった。
つ〜か、駒見峠と言う標識が付けられていた。
私は、この後、正面へ進んだのだが目印は右の谷の方へ誘導していた。


また、標識である。
それによると三本木峠と言う場所だった。


三本木峠には比較的新しい感じの祠が置かれていた。


祠の正面には集落が見えていた。
画像の通りしめ縄のようなものが張られあまり明瞭では、なかったが道型も確認出来た。


本日、最後の目的地、449.2m三角点に到着した。
後でネットで調べると谷山と言う場所だった。


※オンマウスで説明書き拡大
祠が1つと意味不明な説明書きが付けられていた。
このような説明書きがあるのだからちゃんとしたルートが存在するのかと辺りを探したが見当たらず。
地形図だと南に破線が描かれていた。


地形図を見て分かっていたがこの下り斜面は急だった。
真っ直ぐ下りるのが厳しく斜めに付いた踏み跡を探しながら下りて行く。


急勾配を下り切った所が桜峠と言う場所で本日の赤柴山脈探索の最終地点だった。


桜峠を右に行くと廃道のようなものが出てくる。
地図で確認するとこの道、逆側と繋がりそうな雰囲気だった。
しかし、実際には、このような状態で開通は先ずないと思う。


廃道のような道は直ぐ舗装路に変わる。
後は下までマトモな路面状況だった。


朝、仕込んどいたEC-03が見えてきて本日の登山は終りとなる。
アップダウンが多く中々タフなコースだった。
この時季にしては若干オーバーボリュームだったかも知れない。








本日は近くで猟をしていたようで銃声の音を結構、耳にした。
タン!タン!タン!タン!とリズミカルな音で最初、電車が走ってるのかと勘違いしてしまった。(そんな分けない)^^
普段の平日の場合、先ず耳にする事がないのである意味新鮮だった。
朝、登山口に来るまでに明らかにハンターが乗ってると思われるジムニーを数台見かけたので覚悟は、していたんだけど。
幸い至近距離では、なかったので恐怖を感じような事は全くなかった。
冬になると藪山系サイトでハンターに対する恐怖体験のような記事を目にしていたが今までは完全に人事で自分には無関係と思っていた。
これからは、ちょっとだけだが話に付いて行けそうである。^^

歩行距離/14.5km|累積標高差/+1373m -1474m
所要時間(休憩含)/7時間30分(7:50〜15:20)|出会った登山者/0人
EC-03走行距離/15.3km|累積標高差/+288m -187m|消費電力/約55%(一部パワーモード)

カメラ/LUMIX DMC-GM1+LUMIX G 14mm/F2.5
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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