作成者/管理人   2015年9月下旬実行
奥鬼怒〜根名草山〜温泉ヶ岳〜金精峠
 



あまり気が進まなかったがシルバーウィークの真っ只中に出かけてきた。
基本、平日休みの私は、こう言う混み合う時期が大の苦手で近場の藪山に行くのが精一杯だったりする。
しかし、今回は何時も以上に遠くの山に進出した。
しかも歩いたルートはオール一般道である。
非常に連絡の悪い場所なので前後半を除いて殆ど人と会わないと予想したのだが結果は、いかに。

ルート/女夫渕温泉駐車場⇒八丁湯⇒加仁湯⇒日光澤温泉⇒手白沢分岐⇒根名草山⇒念仏平避難小屋⇒温泉ヶ岳⇒金精峠⇒金精トンネル栃木県側駐車場



 



女夫渕温泉の駐車場からこの橋を渡る。


橋の直ぐ先が登山口だった。
このルートを歩くのは今回で3回目になる。
1回目が温泉巡り(八丁湯、加仁湯)で2回目が鬼怒沼を往復した。


ここまで上がってここから下る。


立派な橋が見えてきた。
この橋を使って対岸へ渡る。
橋の下を流れる川は最近全国的に有名になった鬼怒川の源流である。


対岸は川に沿ったルートだった。
なので勾配は殆どなかった。


林道のような道に飛び出し当分これを歩く。


高規格な橋で川の反対側へ渡る。


しかし、反対側の河原を全く歩く事なく逆戻りする。


建物が見えてきて。


最初のチェックポイントの加仁湯に到着した。
以前は、もっと秘湯感があったが現在は、ただの旅館って感じの佇まいだった。


お〜、自動販売機である。
この時点でこんな山奥にと思っていたがどん詰まりの日光澤温泉にも当たり前のように置かれていた。


続いては加仁湯である。
奥鬼怒四湯の中で最も規模がデカイと思われる。


※オンマウスで逆方向からの画像(2010年6月撮影)
加仁湯から振り返ると高規格な橋が見える。
これは一般車両が通れない奥鬼怒スーパー林道の一部になる。


どん詰まりの日光澤温泉が見えてきた。
この付近、大規模な道路工事をやっていてシルバーウィークと言うのにそれの真っ最中だった。


登山道は日光澤温泉の建物の間から始まっていた。


登山道に入って直ぐ鬼怒沼方面のルートと分かれる。
当日は、この付近で20人近い登山者を見かけたが私以外、鬼怒沼方面へ吸い込まれて行った。
予想通りここを過ぎると終盤まで貸切だった。^^


少し上がってから日光澤温泉を撮影。
ここは先の2湯と違い建物が昔のままと思われる。


九十九折れの急登が続く。
まだ先が長いのでバテないようにゆっくり上がる。


尾根がハッキリしてきた。
このまま尾根上のルートなのかと思ったが右へ左へと移動していた。


日光や足尾で良く見かける目印が付いていた。
何故だかこの後、根名草山付近まで全く見かけなかった。


ここで手白沢温泉方面からのルートと合流する。


手白沢分岐は少しだけ開けていて北側の山が辛うじて見る事が出来た。


手白沢分岐から上がり切った所が1972m標高点になる。
登山道は1972m標高点を微妙に外れた所を通っていた。


東側の視界が開けた。
方向的に1番奥の高い所が日光連山だろうか?


スタートしてから全く休んでいなかったので景色を見ながらカロリー補給をした。


先ほどからチラチラ見えていたが大嵐山がハッキリと顔を出す。
この後、この山の西側をトラバース気味に上がって行く。


微妙に下っていた。
尾根から外れトラバースが始まった事になる。


山と高原地図に書いてあったので分かっていたが3箇所ガレ場が存在した。
その中でも最初のガレ場が多少危険かなって程度で全然大した事なかった。
一応、山と高原地図には危険マークが付いている。


次のガレ場がここになる。
踏み跡を追って上り気味に進む。


最後のガレ場がこちらである。
全く危険性がない場所だった。


初めて登山道の向きが変わった。
稜線が近い事を示していた。


ルートは、ほぼ尾根上になった。


逆方向の大嵐山方面へ目をやるとの目印どころか踏み跡さえも見当たらなかった。
後からネットで調べると稜線には踏み跡があるようだ。


尾根に乗ってから少し上がると再び大嵐山が見えてくる。
逆側と全く違う山容で違う山を見ているようだった。


※オンマウスで画像拡大
遠くに燧ケ岳である。
その手前の平地(湿原)のような場所が鬼怒沼と思われる。


この重厚な山が目立っていた。
山と高原地図で確認すると高薙山だった。


根名草山に到着した。
逆側から登山者が来ている可能性があったが誰も居なかった。


残念ながら山頂の正面の景色は、この通り真っ白け。
晴れていれば日光連山辺りが見えるのかな?


残りのパンでランチにした。
昨夜は戦場ヶ原付近で車中泊をしたので朝、おにぎりを買ってくる事が出来なかった。
そう言えば今回使わせてもらった車中泊ポイントは大盛況で50台位の車が停まっていた。(汗)
間違っても休日前は使用を避けた方が良さそうだ。


根名草山を少し進むと右に湖のようなものが見えてくる。
これは国道120号線沿いにある菅沼になる。
バイクの音も聞こえてきて一瞬、山奥に居る感覚が薄まった。


この後、何度も見る事になる日光白根である。
相変わらず存在感のある山だよね。


根名草山から100m程度高度を下げまた上り返す。
上の画像の辺りからまた下り勾配に変わる。


本日のもう一方のピーク、温泉ヶ岳初めて見えてくる。


念仏平避難小屋に到着した。
今回の山行で1番来たかったのがここだったりする。
ここから基本、群馬との県境を歩く事になる。


噂通り綺麗な避難小屋と言うかここまで綺麗な小屋を見たのは初めてである。
小屋の中に入ると木の香りがプゥ〜ンとしてきて建ててからそんなに時間が経過していない感じだった。
実際には築7、8年のようだ。


避難小屋を過ぎると沢が数本出てくる。


沢の近くには水場を示す標識が付いていた。
パッと見、湧いてるような場所が見えなかったので沢の水を使うのかな?


距離は短かったが段差が深く歩き辛くなる。


温泉ヶ岳が目の前になった。
山頂への踏み跡が見えたらそこを辿ろうかと思っていたがそんなもの何処にも付いていなかった。


見慣れた男体山と中禅寺湖が見えてきて終盤に差し掛かった事を実感した。


更に進むと昨晩の車中泊ポイントの戦場ヶ原である。


温泉ヶ岳の頂上直下までやってきた。
ここで日光澤温泉以来の登山者を見かけた。


4、50m標高を稼いで温泉ヶ岳に到着した。


※オンマウスで画像拡大
展望は北方向中心だが根名草山より広い範囲を見渡せた。
本日行った根名草山と念仏平避難小屋が確認出来た。


こちらが西側の景色になる。
中央奥が武尊山辺りだろうか?


一服してから下山に取り掛かった。


※オンマウスで標識拡大
温泉ヶ岳の頂上直下へ戻る。
ここで有志が付けたと思われる標識を発見する。
その標識には日光澤温泉までのコースタイムが3時間と書かれていた。
因みに山と高原地図のコースタイムだと4時間半強になっている。


車の音が大きくなってきたと思ったら眼下に金精道路である。


雲が取れ日光白根の山容がハッキリしてくる。
この後、急激に高度を下げるのでそろそろ見納めとなる。


菅沼の水面も大分近づいてきた。


湯ノ湖が見えて来ると金精峠が近い事になる。


金精峠に到着した。
去年こちらへ来た時は気付かなかったが金精山の山容ってこんなに鋭かったんだね。


金精峠からは駐車地までの最後の行程である。


無事、駐車地に到着した。
この時点で駐車場は3分の1程度しか車が入っていなかったが朝(5時台)は、ぼぼ満車だった。





 



コースタイムより大分早く歩けたので事後処理を含めて日没前に全ての事を終えられた。
その後は温泉(上人一休の湯)にゆっくり浸かり登山の汚れと疲れを落とす。
と、ここまでは順調だったのだがこの後の車の運転でちょっとしたトラブルに遭ってしまう。
予定では県道23号線から国道121号線に接続して旧今市へ抜けようと考えていた。
しかし、国道121号線に接続した所が通行止め(先日の大雨の影響で鬼怒川温泉方面に抜けられなかった)で霧降高原道路まで引き返すはめに。(汗)
この情報はカーナビのVICSに非表示で1時間程度、余計に時間がかかってしまった。
まぁ、シルバーウィークの渋滞は上手く回避出来たので9時過ぎには家に戻れたんだけどね。
取り合えず何時かは歩きたいと思っていた従走路を走破したので大満足な山行だったかな。

歩行距離/14.9km|累積標高差/+1627m -928m
所要時間(休憩含)/8時間10分(7:20〜15:30)|出会った登山者/2、30人
EC-03走行距離/32.5km|累積標高差/+513m -1212m|消費電力/約75%(一部パワーモード)

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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