京セラSIMフリースマートフォンTORQUE SKT01をGPSの代わりに使ってみた  
TORQUE SKT01を登山で使う



2015年11月作成
去年、アウトドア派の方々の間で話題になった京セラのTORQUE SKT01(SIMフリー版)を購入しました。
私は普段、スマホに殆ど必要性を感じてないのですが投売りしていたのでまんまと飛び付いてしまいました。^^
切欠は現在私が契約している音声通話SIMの会社(BIGLOBE)からZenFoneの廉価モデルが月々1200円ちょっと×24ヶ月で持てると案内がきたのです。
それにより最新スマホ(高スペックでは、ないが)が低額で手に入る事に気付いた分けです。
ただ、ZenFoneは非防水なので山で使うのはイマイチで購入をためらっていました。
そこで1200円×24=3万円程度で手に入る山遊びに適したスマホを探した所、SKT01が目に留まったのです。
勿論、TORQUEは発売当初から山向きな機種だったので存在自体は認識してましたが値段がネックで先ず買う事は、ないと思っていました。
なのでau版(一般ユーザー向き)とSIMフリー版(業務向き)の2種類が存在する事を最近まで知りませんでした。





山で試す
最新の山行の時に実際に使ってみました。
使用アプリは山旅ロガーGOLDと地図ロイドになります。
ログ取りは5秒おきに設定しましたがちと間隔が短か過ぎた感じです。
登山の場合、10秒間隔程度で十分だと思います。
後、バッテリーの消費を抑えるため携帯の電波が通じてる場所(里山)でしたが機内モードに設定しました。


この画像を写した時は気付いていませんが62sの示す標高と1mしかずれていません。
ネットで調べるとSKT01のGPSの性能は高評価ですが私も同意見です。
測位なんかは62sより早い位ですよ。


SKT01と62sのログを同時に表示しました。
明らかに赤線のログの方が正確に感じられます。
驚く事に赤線がSKT01で青線が62sになります。


尾根上をトレースしていてこちらもSKT01のログの方が正確です。
62sの調子がイマイチと言うかスタートしてから1時間半位でバッテリーが上がっていました。
バッテリー切れ間じかだったので多少不安定だったのかも知れません。
どちらにしてもSKT01の位置を示す精度は中々のもんです。
ログが大きく飛ぶ事がないので自分の位置を確認する道具としてはガーミンと同等の性能だと思います。


上の2枚の画像(上が62s、下がSKT01)が道の駅おがわまちから大日山(252.6m三角点)付近までの標高グラフになります。
一目瞭然ですが上が滑らかなラインで下が細かく乱れています。
さすがに縦の精度は気圧高度計がないSKT01には厳しいようです。
でもラインの形が近いのでかなり健闘していると思います。
以前、同じような実験をしましたがその時使ったスマホは、もっとラインが乱れ形も大分GPSと違っていました。


カシミール3Dを使って累積標高差を出してみました。
ログ取得の間隔が3倍程度違うのですがSKT01(下)の累積標高差は、ありえない数字になっていました。
位置データは凄く正確ですが累積標高差を調べるのは、まだまだ専用機には敵わないようです。


SKT01のログデータを62sのログデータと同等程度に間引きしてみました。
結果は大分改善されましたがそれでも62sのデータとは、かけ離れてますね。


バッテリーの消費量ですが約3時間半の山行で14メモリ(92→78)しか減りませんでした。
丸1日使ったとしても半分は消費しない計算になります。
ただし当日は曇りだったので画面の照度を抑えています。
天気がいいとどうしても照度を上げる場面が多くなると考えられます。
でもさすがに倍はバッテリーを消費しないと思うので日帰り登山なら余裕で持つでしょう。
念のためと言うか私は当分SKT01を使い続けるつもりですので早々に予備バッテリーを購入しましたが。
大きさも手頃ですし完全防水で頑丈、寒さや暑さにも強いので間違いなく山で使うのにぴったしなスマホです。
しかも激安!^^(2015年11月現在2万円程度)
普通の白ロム端末では出来ないテザリングも小細工なしで使用可能なのでドコモ系の格安SIMをお使いの方には特にお勧めですね。



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