作成者/管理人   2025年9月実行
西黒尾根〜谷川岳〜茂倉新道
 



百名山の谷川岳を群馬側から新潟側へ縦走してきた。
正直、今まで谷川岳界隈は避けていた。
理由は工程が長過ぎて何処から手を付けていいか分からなかったのだ。
去年今年と尾瀬の長いコースを踏破してからそろそろ何とかしようと重い腰を上げた感じになる。
手始めに西黒尾根と茂倉新道を歩いてみたが中々タフなコースだった。

ルート/駐車地⇒西黒尾根登山口⇒肩の小屋⇒トマの耳⇒オキの耳⇒一ノ倉岳⇒茂倉岳⇒矢場ノ頭⇒下山口⇒土樽駅

歩行距離/13.8km|累積標高差/+1558m -1677m
所要時間(休憩含)/10時間20分(5:10〜15:30)|出会った登山者/3人

藪/なし
危険箇所/軽度な鎖場多数

カメラ/Google Pixel 7a
GPS/Garmin FORETREX601



本日の駐車地。
昨夜は、ここで車中泊をしたが貸し切りだった。


国道291号線は資料館の所で車両通行止めになっていた。


20分程で登山口に至る。


岩混じりの上りが続くが歩き難くは、なかった。


急に明るくなったと思ったら送電鉄塔だった。


名無しの小ピーク(1140m級ピーク)の所でコースタイムの4分の1を歩いた事になる。


1140m級ピークを過ぎた所で谷川岳の稜線が目に入ってくる。


天神平も確認出来た。


ここから岩稜帯が始まる。
当然。


展望が良かった。


鎖場が始まった。
本日のルート上には沢山の鎖場があったが最初の方は視覚的に厳しく下を見ないようにして通過した。


初めて谷川岳がハッキリ見えてくる。


ここを登るのかよと意気消沈したが難易度的には大した事がなかった。


何時の間にか天神平と同じ位まで標高を上げていた。
8時前なのでロープウェイの運行は、まだ始まっていなかった。


谷の方に目をやると冬に降った雪が残っていた。


右側のこの山が目に付いたが3百名山の朝日岳だった。


天神尾根の向こう側には吾妻耶山が見えていた。


ラクダの背に到着。


ラクダの背の先には右から枝道が来ていた。


枝道は厳剛新道と言う名称だった。


特徴的な岩(ザンゲ岩)が近付いてきたが地形図に載っていた。


ザンゲ岩を過ぎると岩は殆どなくなり、足元が安定してくる。


分岐が現れたが直接谷川岳の山頂には行かないで肩の小屋方面へ進む。


肩の小屋に到着。
肩の小屋は万太郎山方面との分岐でもあった。


万太郎山方面の縦走路も歩く対象になっている。


トマの耳に到着。
まだロープウェイ使用の登山者が来れない時間帯だったので貸し切りだった。
て言うかこのまま土樽方面へ進むので本日は3人しか登山者を見かけなかった。


山頂からの景色を一通りスマホに収めてからオキの耳に向かう。
(オキの耳)


(茂倉岳、一ノ倉岳)


(オジカ沢ノ頭)


(東側の谷)


トマの耳からオキの耳まではコースタイム10分だったが10分じゃ全然辿り着けなかった。


オキの耳からの展望はトマの耳と大差がなかったのでトマの耳だけを写す。


遠くから見えていたが鳥居の正体は谷川富士浅間神社の奥の院だった。


谷川富士浅間神社で登山の無事と移民を推進する政治家、企業、メディアが社会から抹殺される事を祈願した。


貴重な日陰があったのでおやつ&小休止。


一ノ倉岳に到着。
ここまで来ると後は連続した長い上りは存在しない。


一ノ倉岳には避難小屋があるとなっていたが避難小屋と言うよりもシェルターで泊まるのは厳しいと思う。


一ノ倉岳からは縦走路のある谷川岳の西側の尾根が良く見えていた。


一ノ倉岳から大分歩き易くなる。


右下の尾根にも登山道が通っていた。
ここも歩こうと思っていたが藪が酷いと言う情報なので草刈りをしない限り厳しいかな。


振り返ると谷川岳にかかる雲は厚みを増していた。


茂倉岳に到着。


茂倉岳からは本日の終点付近が見えていた。
大した距離に見えなかったがめちゃくちゃ遠かった。


茂倉岳の下には避難小屋が存在した。


当然、避難小屋に寄ってみたが新しく木の香りが漂っていた。


水場までは2分との事。


矢場ノ頭付近までは遮るものがなかった。
景色は良かったが当日は気温が高く、汗だくになってしまう。


1683m標高点に到着。
遠くから見た時ここが矢場ノ頭だと思っていたからマジかよ?って呟いてしまう。


数箇所、小崩落していたが殆どの場所にお助けロープが設置されていた。


矢場ノ頭に到着。


矢場ノ頭からは谷川岳が辛うじて見えていた。


矢場ノ頭の先は日陰が多く、やっとランチを取る事が出来た。


山と高原地図の情報通り、木の根が露出してる所が結構あって、地味に体力を奪われた。


路面が安定してきたが若干左膝に痛みを感じていて気分は優れなかった。


終盤はブナ林が目立っていた。


勾配がなくなり出口が近い事を悟っていた。


この先は広くなっていたが登山者用の駐車場だったようだ。


舗装路で土樽駅に向かう。
この時点で3時台の電車にギリギリ間に合うと思っていたのだが…


最後の最後で道間違いをしてしまい万事休す。(滝汗)
3時間近い待ち時間が決定となり、頭の中が真っ白になっていた。


幸い私と同じ境遇の登山者が後から来て、その方と登山談義をしていたら待ち時間は、あっと言う間だった。
ただ、家に戻ると10時近くになっていた。
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