作成者/管理人   2018年4月下旬実行
(日光)高平山



日光の高平山に登ってきた。
高平山と言う名称は平凡で何処にでもありそうだが鳴虫山の東側で前回登った笹目倉山と鶏鳴山の北側に位置する。
鳴虫山と尾根続きで同様に尾根続きの火戸尻山と違い極端に登ってる登山者が少なかった。(ネット上での話)
栃木百名山じゃないのが影響しているのか見落とされがちな山のようだ。

ルート/駐車地⇒神社から取付⇒560m標高点⇒788.5m三角点⇒812m標高点⇒854m標高点⇒高平山⇒892m標高点⇒791m標高点⇒996m標高点⇒林道出合⇒駐車地



 



駐車地は去年、火戸尻山へ登った時に使わせてもらった場所を今回も使用した。
そこから県道14号線の方へ進むと取り付き予定の神社が見えてくる。
こちらからの道も川を渡るための橋もがなかったので一旦。


県道14号線に出てしまう。


県道14号線側には橋がかかっていた。(ストリートビューで確認出来た)
ただし橋の向こうには鉄の柵が設置されていたので無理やり横から進入した。


神社名は何処にも書いてなかったが男なんとか山と石灯籠に書かれていた。
後で知った事(烏ヶ森の住人さんのサイトで)だが八坂神社だった。


入口が塞がれていたので荒れ放題なのかと思ったがそんな事なかった。
正確に数を数えてないが石仏や庚申塔などが十数個置かれていた。


近づいていないが奥の院も存在した。


道のようなものは、なかったが神社の左側から山へ入る。


いきなり植林地だった。
つ〜か、植林が大半で時々自然林が出てくる何時ものパターンになる。


壊れた古い祠が現れた。
かなりの高い確率で八坂神社関連のものだと思われる。


右側に石垣である。
急な斜面だったので地滑り防止のため組んだのだろう。


左に作業道が来ていた。
比較的マトモな路面状況で現役っぽかった。


560m標高点に到着した。
何もない植林の中の地味なピークだった。


また、左に作業道が現れた。
位置的に2枚上の作業道と関連性は、ない感じだった。


露岩が出始める。
最初はアクセント程度だったが段々険しくなってくる。


788.5m三角点の1つ手前のピークが近づくと植林は消え少し嫌な感じになったくる。
目印も踏み跡さえもなかったので慎重に進路を取った。


788.5m三角点の1つ手前のピークに到着した。
この後、向かう788.5m三角点が確認出来た。


1枚上のピークからの下りは等高線が混んでいて急勾配なのかと恐れていたがそれ程でもなかった。
掴まる立木もそこそこあったのでスムーズに下りる事が出来た。


林業関係の機材が放置されていた。
形からしてワイヤーを巻く機材のようだ。


先程から尾根がやや細かったがこれは先の方まで続いていた。
ただし危険を感じるような所は存在しなかった。


788.5m三角点に到着した。
山名板は付いていなかったがRKさんの三角点名板が地面に落ちていた。
地形図を見ると東側に林道(実線)が来ていてここへ来るだけならそちらからのアプローチの方が全然楽だと思う。


788.5m三角点の次のピークに到着した。
このピークは788.5m三角点とほぼ同じ高さだった。


788.5m三角点の隣のピークを下って行くと自然林だけになる。
険しくなるのかと身構えたがそうでもなかった。


右側が伐採地のようでスッキリしてきた。
この後、歩く高平山へ続く尾根が確認出来た。


本日のルート上で1番気持ちのいい場所になる。
この辺りまで来ると尾根は広くなる緊張感が和らいでいた。


前方が薄暗くなり植林地に吸い込まれて行く。
残念な気持ちと安堵感が交錯していた。^^


812m標高点に到着した。
ここからの進路が分かり辛かったが少し左に行って。


正面へ下るが正解になる。


また、岩っぽくなってきた。
全然大した規模では、なかったが無駄に緊張する事となった。


高平山がある稜線手前の最後のピークに到達した。
ここからの下りがやや等高線が詰まっていたが。


難所でもなんでもなかった。


境界杭が見えてきて高平山へ至る尾根に接続する。


安心したと言うか切りが良かったので1段下がった広めな所で。


おやつ&小休止。
休憩後は高平山ピストンなのでこの場所にザックをデポしてそちらへ向かった。


高平山までは細かいアップダウンが続いていた。
地形図上の5つ目のピーク(860m級ピーク)がこの付近の最高地点で高平山より30mも標高が高かった。
それと860m級ピークは南側から巻く事が可能だった。(戻る時は巻いた)


854m標高点の手前に石仏が中に入った祠が置かれていた。
そう言えば鶏鳴山の北峰にあった祠も石仏が入った奴が数個あったっけ。


854m標高点に到着した。
860m級ピークもそうなんだが植林の中のつまらないピークだった。


高平山に近づくと多少であるが藪が目立ってくる。
藪の正体は多分、ヤシオツツジだと思われる。


左側に作業道が現れた。
ただし現役のものでは、ない感じだった。


高平山に到着した。
高平山は本日のルート上で唯一名前が分かっている山になる。
東側と北西側に濃い踏み跡と目印が沢山付いていてそちらから登る登山者が多い感じだった。


高平山から一気にデポ地に戻って北西方向へ進む。


右から簡単に巻けたが大岩が現れた。
この先にも数個の大岩が存在したが冷静に進路を見極めれば全く問題なかった。


892m標高点に到着した。
この場所は巻いてしまいそうになったが途中で気付いてわざわざ立ち寄った感じになる。


892m標高点の少し先から怒涛の下りとなる。
かなり等高線が混んでいたがその通りの地形だった。


左側が伐採地になった。
この先は殆ど伐採地なのかと思っていたがそうでもなかった。


892m標高点からここまで下って上り返す。


1枚上の場所の直ぐ先が崩落していた。
今の所、右側だけだったが稜線上の樹木が枯れたら左側もヤバイと思う。


※オンマウスで画像拡大
左下に林業関係者が乗ってきたと思われる車両が数台停まっていた。
これは最後に出てくる事になる。


稜線上にネットが張られていた。
少しの間、これに沿って歩く。


791m標高点に到着した。
ここからは。


鳴虫山が確認出来た。
本日、鳴虫山が見えたのは791m標高点付近だけだった。
好展望と言う程では、なかったが既に1時半を過ぎていたので。


ランチにした。


791m標高点からは微妙に下って本日の最終目的地である996m標高点まで約200mの標高差を上り返す。
誤差程度の下りがあったが殆ど上りっぱなしになる。


5、60m高度を上げると左側に下山に使えそうな小尾根が存在した。
これは予め目星を付けていたのだが。


予想は大当たりで林業関係の付けたと思われるピンクの目印が沢山付いていた。
なのでここに再びザックをデポして996m標高点へ向かった。


急に正面の視界が開け伐採地に飛び出す。


996m標高点への最後の上りは伐採地と植林の境を歩く。
かなりの急勾配だったが踏み跡を参考にすればそんなに苦労しないで歩く事が出来た。


996m標高点に到着した。
全く意識していなかったが本日の最高地点になる。


※オンマウスで2015年5月の画像
996m標高点からの景色になる。
ガスがかかっていて前回来た時より大分見通しが悪かった。
戻りの工程は正面の作業道を途中まで利用した。


第2デポ地へ戻り予定通り南側の小尾根を下る。


多少急な所があったが概ね歩き易かった。
目印も過剰に付いていて何も考えないで歩く事が出来た。


第2デポ地から100m程、高度を下げると南東方向へ目印が誘導していた。
どうしようかと思ったがそれに従った。


やや急勾配な斜面を下って行くと平地と言うか林道が見えくる。
地形図を見ていて林道がある事は分かっていたが実際にあって安堵していた。


最後は目印で誘導していなかった。
踏み跡を参考にすると左側が下り易そうだったのでそちらへ進路を取った。


危なげなく林道に下り立つ
ここが下山ポイントになるがこちら側には目印が付いていた。


仕上げは4キロ半の長い林道歩きになる。








駐車地へ戻る途中、上から見えていた車の横を通過した。
案の定、林業関係者が乗ってきたもので丁度帰り支度をしていた。
林業関係の方々は行き止まりの林道の奥から人間がやって来たと言う事で凄く驚いていた。
尾根上ならともかくピストン林道から人が出てきたとは想定外だったのだろう。
登山道があるのかと尋ねられたが「ありませんよ」とだけ答えその場を離れた。
納得してくれたかは不明だが突っ込まれると色々面倒なのであえて余計な事を口にしなかったのである。^^

歩行距離/15.4km|累積標高差/1359m
所要時間(休憩含)/7時間40分(7:50〜15:30)|出会った登山者/0人

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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