作成者/管理人   2017年7月中旬実行
鹿俣山〜尼ケ禿山



玉原高原にある鹿俣山と尼ケ禿山に登ってきた。
玉原高原へはスノーボードをやってた時に頻繁に通っていた。(10年以上前)
埼玉からアクセスがいい割に雪質が良く30回近く来ていると思う。
雪のない時季に来たのは今回が初めてで私は、てっきり閑散としているものと思っていたが全然逆だった。
全く知らなかったが現在はラベンダーで売っていて結構な数の観光客が夏の間に訪れるようだ。

ルート/駐車地⇒武尊山ルート登山口⇒鹿俣山⇒ブナ平⇒長沢(1302.5m三角点)⇒林道出合⇒尼ケ禿山登山口⇒尼ケ禿山⇒迦葉山分岐⇒玉原ダム⇒駐車地



 



駐車地から登山口に向かう。
画像中央、やや右に写ってるトイレは今の時季でも使用可能でこの付近唯一の公衆トイレになる。


こちらが登山口になる。
登山口には大きめの地図が設置されていて同じものを数ヶ所で見掛ける事となった。


序盤は平地に近い緩やかなルートだった。
オール自然林だったが鬱蒼として薄暗い所が多かった。


分岐である。
山と高原地図に載っている分岐かと思ったが違っていた。
行き先は何とかペンションと書かれていた。


また、分岐が出てきた。
こちらが山と高原地図に載っている分岐だった。


左方向が少し明るくなりスキー場のリフトが見えてくる。


ここで広い場所と言うかスキー場の敷地に飛び出した。
でも直ぐに森の中へ逆戻りしていた。


1枚上の場所の左側がリフトの終点だった。
このリフト、2枚上に出てきたリフトの先の部分になる。


枝葉の隙間から変わった形の山である。
最初の目的地である鹿俣山と尾根続きの獅子ヶ鼻山だと思われる。


鹿俣山に近づくと勾配がキツクなる。
と同時に背の高い樹木が減り視界が利く場所が多かった。
(上/赤城山方面、下/スキー場・玉原ダム方面)


標識とちょっとした空間が現れた。
標識によると右が鹿俣山の山頂だったのでザックをデポしてそちらへ進んだ。


鹿俣山に通じる登山道は笹が育ってて道幅が狭かった。
笹には夜露が沢山付いていてトレッキングパンツがかなり濡れてしまう。(汗)


分岐から5分もしないで鹿俣山に到着である。
ここは三角点峰なんだが何処にも標石が見当たらなかった。
文明の利器を使って場所を特定してみると完全に藪の中で草刈り道具がないと探し当てるのが厳しい感じだった。


獅子ヶ鼻山へ至るルートも探すがこちらも藪で全然分からなかった。
家へ帰ってからネットで調べると、どうも雪が残ってる時季じゃないと歩けないようだ。


途中から見えた景色と殆ど変わらなかったが頂上からの景色になる。
(上/玉原ダム・尼ケ禿山方面、中/赤城山・沼田の市街地方面、下/獅子ヶ鼻山方面)


分岐に戻り先へ進む。
山と高原地図によると今歩いて来た登山道が武尊山ルートでこの先が水上鹿俣ルートと言う名称だった。


また、リフトの終点である。
この付近にはリフトが2本あって地形図で確認するとほぼ同じ高さまで来ていた。


登山道はスキー場のゲレンデ内になった。
障害物が殆どなくなり本日のルート上で1番気持ちのいい場所だった。


折角なので平らな場所を探し。


おやつ&小休止。


しばらくスキー場の中を歩く。
やがて登山道は森の中へ吸い込まれて行く。


標識が出てきた。
山と高原地図に載ってるチェックポイントでブナ平と言う場所だった。


ブナ平付近は名前の通りブナ林で平坦に近い地形だった。
地面が柔らかいのか所々板が敷かれていた。


三角点峰の手前で左に登山道が出てきた。
この時点で三角点峰の巻道だと思い込んでいたが違っていたようだ。


1枚上の分岐から少しだけ高度を上げて1302.5m三角点に到着である。


三角点の点名は長沢であまり山頂と言う雰囲気の場所では、なく展望も全くなかった。


1302.5m三角点を下って行くと右に電波塔が現れた。
近づけなかったので詳細は不明だが稜線から少し下がった所に立っていた。


ここから短い距離の間に分岐が何箇所も出てくる。
最初の分岐は右へ進む。


10m程度進んでまた、分岐である。
尼ケ禿山の案内に従いここも右に進んだが左へ行った方が近道だったかな。


急に藪っぽくなってきた。
明らかに登山者が少ないようだ。


未舗装の林道に飛び出した。
逆方向を見ると。


水上方面への案内が設置されていた。
こちらのルートは山と高原地図に載っている水上越だった。
それから林道を右に行くと上の方に出てきた電波塔に至るもよう。


林道には車のタイヤの跡が付いていた。
この林道、地図で確認すると一般車両が走れない感じなので電波塔をメンテに来た方が乗った車両が付けたものと思われる。


林道を2、300m歩くと舗装路に突き当たる。
この後、左へ進んだが右に行った方が良かったかも?


左に登山道である。
5枚上の分岐を逆方向に進むとここに至る事になる。
更に数10m行った所が。


尼ケ禿山の登山口だった。
こちらの登山道も枝道だらけになる。


登山口から2、30m高度を上げると最初の分岐が出てきた。
左側には。


山荘のような建物が見えていた。
ネットで調べると東京大学玉原国際セミナーハウスと言う施設だった。


更に進むと変わった形の標識が立っていた。
今、上がって来た方向が朝日の森ロッジとなっていたがネットで調べると東京大学玉原国際セミナーハウスの旧名との事。


ここで右から来る尾根と交わった。
先程、舗装路に突き当たった所を右に行くとここへのルートがあったもよう。
そのルートは山と高原地図に載っていなかった。



前方に高圧線の鉄塔が現れた。


鉄塔の所も分岐で正面のルートは尼ケ禿山の巻道だった。


倒れた標識が見えてきて頂上までの最後の分岐である。
この先は鹿俣山と同じで1本道だった。


頂上の手前で正面の視界が開けたと言うか異常に開放的な場所に飛び出した。


1枚上の場所から頂上までは尾根が細くなる。
左側が数箇所、崩れていたので慎重に歩いた。


本日の最終目的地である尼ケ禿山に到着した。
南側が崖に近い地形だったので非常に眺めのいい場所だった。
群馬のメジャーな山が沢山見渡たせる絶好の展望ポイントになる。


(武尊山方面)


(皇海山・袈裟丸山方面)


(赤城山方面)


(榛名山・小野子山・子持山方面)


逆側は登山道が存在しないがもしかすると歩いてる人間が居るかも?
この場所もそうなんだが沼田と水上の境界尾根が続いているのだ。


後は殆ど下るだけなので尼ケ禿山でゆっくり休むつもりだった。
しかし、天から雨粒が落ちてきたので5分もしないで早々に下山する事となった。(苦笑)


頂上直下の分岐に戻り右方向へ下りて行く。


ここでヘコんだ人工的なルートに接続した。
逆側を見ると。


巡視路だった。


また、分岐になった。
これは先程の鉄塔の所から伸びる巻道の反対側だった。


1枚上の分岐の直ぐ先が通行止めになっていた。
ちと焦ったが。


左にルートが存在した。


玉原ダムと言う案内が出てきて迦葉山に至るルートから離脱する。
迦葉山へは登った事がないので機会があったらここまで歩いて尾根を繋げるとしよう。


多少であるが藪が出てきた。
位置的に上りに使ったルートの方が登山者が少ないのかと思っていたが逆なのかも知れない。


ここで未舗装路に飛び出し少しの間、これを歩く。


ダムが見えてきた。
同時に結構な量の雨が降ってきてしまう。(汗)
雨宿り出来る場所がなかったので折りたたみの傘を出してその場を凌いだ。


驚いた事にダムの上の道は舗装されていなかった。
ダム管理用の車両がそれなりに通過すると思われるので舗装しない理由が思い付かないのだが。


さすがにダムを渡り切ると舗装されていた。
ここにはダムの管理棟と駐車場それから公衆トイレ(故障中)や休憩施設などがあって車中泊に良さそうなのだが夜間は閉まってしまうそうだ。


ここで県道266号線に接続する。
後は1キロ程、舗装路を歩いて駐車地へ戻った。








登山と全く関係ない話になるが今回の山行で写した画像の内、3分の1程が写っていなかった。(汗)
正確にはSDカードに入っているはずの約3分の1のデータが行方不明になってしまったのだ。
以前も同じ現象が1度だけあったのだがその時は深く考えずに諦めてしまった。
今回は諦らめ切れなかったのでネットで調べて海外のフリーソフト(ZAR)を使って復元を試みたのだがすんなり復活した。^^
意外と簡単だったので私と同じような事態に陥った場合、試す価値は十分あると思う。
勿論、実行する場合は全て自己責任になるが。
復元は無事成功したのだがデータを吸い上げた直後にSDカードは万能バサミで切断して廃棄してしまった。
また、エラーが出ると色々と厄介だし再度復元出来る保証も100%は、ないからね。

歩行距離/15.2km|累積標高差/881m
所要時間(休憩含)/5時間50分(6:00〜11:50)|出会った登山者/4人

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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