作成者/管理人   2016年12月下旬実行
田島川左岸右岸尾根



2016年最後の山行である。
ここの所、一般道をメインにした歩きが多かったのでかなり渋めなコースで締める。^^
多分、タイトルだけで場所を特定出来る方は地元民以外そんなに居ないと思うが足利の里山になる。
この場所はこちらのサイトを見て3年位前から気になっていた。
丸写しじゃ面白みがないので大分、アレンジを加えたと言うかほぼ完璧に田島川を囲む尾根を周回した。

ルート/駐車地⇒示現神社⇒203m標高点⇒251m標高点⇒261m標高点⇒388.0m三角点⇒438m標高点⇒291m標高点⇒281m標高点⇒267m標高点⇒227m標高点⇒212.7m三角点⇒舗装路出合⇒駐車地



 



西側の尾根から歩く。
本日は、この神社(示現神社)を取り付きポイントに選んだ。


神社ってホント藪尾根歩きの強い見方だよね。^^
先ず誰も居ないし参拝目的の人間にしか思われないから気兼ねなく入れる。


画像の左から取り付いた。
結構、踏まれていて道っぽくなっていた。
佐野、足利で良く目にする動物対策用の柵は何処にも見当たらず。
今回歩いたルート、鹿とタヌキは少々居るがイノシシが掘り返したような痕跡は全く見掛けなかった。


手前だけ植林で中に入ると何時の間にか自然林へと変わる。
道のようなものは、なかったので左寄りに歩き易そうな斜面を狙って進路を取った。


殆ど苦労する事なく尾根に乗った。
尾根上は、それなりに踏み跡が付いていたが頻繁に人が入って来るような雰囲気では、なかった。


地形図に表されてないが最初の小ピークに到着した。
画像の通り、極端に古くなさそうな祠が1つ置かれていた。
私が調べた範囲では、こちら側の尾根のレポが見当たらなかったので世界初公開なのかも?


下の方に北関東道が見えていた。
地形図を見ると丁度、この下がトンネルだった。


笹薮が出てきた。
殆ど不快では、なかったが時々出てくる事になる。


白いビニール紐の目印が異様に付けられていた。
この先に何かの施設がある事を容易に予想出来た。


やっぱり。^^
この付近が203m標高点だった。


施設の正体は地デジの共同アンテナだと思うが微妙にアンテナの形が違うんだよね。


203m標高点を下って行った峠みたいな地形の所でかなり古い石仏を発見した。
両側に道型があって完全に古道だった。


左方向に展望地である。
後で地形図で確認すると行道山、両崖山間の派生尾根だった。


自然林を伐採して道が作られていた。
さすがにこんな所に登山道を通す訳がないから何かの施設でも作るのだろうか?


古そうな祠を3つも発見した。
場所は251m標高点の1つ手前の小ピークの直ぐ下で正確に向いてる方向を確認してないが南西方向だと思う。


今回のルート上で1番ゴッツイ岩になる。
ほぼ尾根上を隠す位の大きさだったが簡単に右から巻けた。


251m標高点に到着した。
ここを過ぎると。


ゴルフ場が目に入ってくる。
つ〜か、今回の周回コース、このゴルフ場を囲うようになっていた。


久々に植林が出てきた。
こっち側の尾根は自然林ばかりで一般道の少し手前まで植林らしい植林は見られなかった。


261m標高点に到着した。
251m標高点と同様でここも何もない場所になる。
この後、背の高い笹藪だらけで261m標高点には近づかない方が身のためである。


5分位、激藪の海を泳ぐ。(汗)
ようやく道っぽい場所に辿り着いたが藪の収まる気配は、なかった。
261m標高点に行かなかったとしても激薮を完璧に回避するのは難しいかも知れない。


ここで左から来る尾根に接続する。
ここから一般道かなと思ったがもう少し先だった。


前方が極端に暗くなったと思ったら植林地である。
この先、尾根が広くなるのでルートが分かり辛くなる。
単純に上に向かえば一般道に突き当たるんだけど。


やっとここで一般道接続した。
このルート、関東ふれあいの道で2年半前にも歩いていた。


当たり前だが一般道は快適だった。^^
藪山歩いた直後だと違いをもろに体感出来て不思議な気持ちになる。


ベンチが見えてきて388.0m三角点に到着である。
ここはベンチの直ぐ脇に三角点があって記憶に残る場所だった。


388.0m三角点で休憩&おやつタイム。
ここまで休憩らしい休憩を取らないで約3時間半歩きっぱなしだった。


この辺りからまた非正規ルートに入る。
分かり難い場所で油断してると藤坂峠方面へ行ってしまうと思う。


直ぐ植林地となり左に作業道が出て来る。
作業道は地形図に載っている実線(多分林道)から伸びているものと思われる。


ここで438m標高点方面のルート(実際には、ないが)と分かれる。
まだ時間が早かったので最低限の装備で438m標高点へ向かう事にした。


一箇所、岩場が存在した。
左に巻道があるのだがかなり手前からなので見落としてしまい右から巻いた。
右からでも問題なかったが左から巻いた方が簡単だし楽。(戻りは、そちらを通る)


438m標高点に到着いた。
438m標高点は、この一角の最高峰になる。
祠が1つあるだけでそれ以外何もない場所だった。


東に登山者が付けたと思われる赤いテープが続いていた。
地形図を見ると去年の今頃歩いた秋葉山〜名草山〜山王山の駐車地付近に下りられる感じだった。


分岐へ戻りザックを回収して先へ進む。
この直ぐ先が進路を取り辛そうと思ったが目印のお陰でそうでもなかった。


291m標高点に到着した。
この付近は植林の手入れをしてないようで自然林が勝手に生えている所が多かった。


291m標高点を下りて行くと人工的な地形になる。
地形図だとここは破線が5本も集まっていた。


露岩が出てきた。
目印が見えたのでそのまま進む。


小ピークの所に年代物の祠が置かれていた。
胴体が割れていて崩壊寸前だった。


281m標高点に到着した。
ここでランチの予定だったがこの状態だったのでスルーした。


281m標高点の次のピークに到着した。
自然林に囲まれたそこそこ広い空間で凄く居心地がいい場所だった。
勿論、ここで。


ランチにした。


ランチポイントから一旦下ってややキツイ勾配を40m程上がって267m標高点に到着である。
ここは周りが少しだけ高くなっていてすり鉢状とまでは行かないが明らかに人工的な地形だった。
事前情報で山城跡があるとなっていてここだろう?と思ったがその通りだった。


続いてのチェックポイント、227m標高点に到着した。
先程の267m標高点と違いここは只の小ピークになる。


終盤に差し掛かかった所に激藪区間が存在した。
でも、前半の激藪を経験しているので精神的には、それ程キツクなかった。


激藪区間の抜けた小ピークで祠を発見する。
この一角には3つも祠があって。


石仏まで存在した。
年代は確認しなかったがかなり古そうだった。
この小ピークで下山に使えそうな219m標高点がある尾根と分岐していた。


左が植林になったと思ったら古い作業道が出てきた。
何も考えてないとこれを歩いてしまいこの先の三角点峰をパスするどころか尾根から外れてしまう。


昔の作業道だろうか?
尾根上に近い部分が掘削されていた。
歩き易い所に限りこれを利用して前へ進む。


212.7m三角点に到着した。
そんなに広くないピークだったが居心地は悪くない場所になる。
山名板は残念ながら付いていなかった。


で、212.7m三角点から西側にある道路に下りるのだがルートや目印が存在しなかった。
踏み跡は沢山あったので適当に下ったがその先が崖のようで安全を考慮して違いルートを模索する事に。


先程の石仏と祠があった小ピークに戻って219m標高点がある尾根を下るかもう少し進んで東側の尾根で下るか迷ったが後者を選択。


ここを左(東)に進む。
直進して採石所に下れば駐車地まで直ぐなんだがもし人が居た場合バツが悪いので安全策を取った。


伐採地に出た。
この後、伐採した木が邪魔で右寄りに下ってしまい激藪の中に引き込まれてしまう。(汗)


ガーミンで位置を確認すると尾根上から右にずれていた。
このまま下っても藪は収まりそうもないので左にトラバースする事にした。
運良く藪がトンネル状になっている所を発見したのでこれを利用して左へ移動する。


ここで作業道に飛び出す。
本日、1番安堵した瞬間である。^^
後は、この作業道で下へと向かう。


ようやくアスファルトが目に入ってきた。


作業道の出口(入口)は藪に覆われて良く分からない状態だった。
多分、他にも出口があってこちらは既に役目が終わっていると思われる。
無事、山から出られたがここから駐車地まで約3.5キロの舗装路歩きが待っていた。








212.7m三角点に着いた時点で2時半には駐車地に戻れると思っていたが約1時間も到着が遅れてしまった。
それにしてもこの手の下山ポイントって目印や踏み跡で上手く誘導されるから苦労知らずで地上に下りられる事が大半なんだけどね。
まぁ、時々こう言うセオリー通りに行かない場面に出くわすと初心に戻れるから悪い事では、ないのだろうけど。
取り合えず今回のコース、逆向きに歩くか212.7m三角点に行かないで219m標高点がある尾根に逃げればスムーズに周回出来ると思う。

歩行距離/17.4km|累積標高差/1141m
所要時間(休憩含)/8時間50分(6:40〜15:30)|出会った登山者/0人

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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