作成者/管理人   2016年7月上旬実行
榛名富士〜烏帽子ヶ岳〜鬢櫛山〜天目山〜三ッ峰山



約1年振りに榛名山へ行ってきた。
前回は二ツ岳〜相馬山と縦走したが今回は榛名湖の直ぐ外側の山を周回した。(掃部ヶ岳は除く)
歩く前にコースタイムを割り出すと大した事なかったので楽勝かと思ったが結構タフなコースだった。
アップダウンが深いとデータ以上にハードだと身を持って体感する事となった。(汗)

ルート/駐車地⇒榛名富士⇒烏帽子ヶ岳⇒鬢櫛山⇒榛名湖外周道出合⇒関東ふれあいの道入口⇒氷室山⇒天目山⇒七曲峠⇒三ッ峰山⇒県道28号線出合⇒昭和天皇行幸の道⇒駐車地



 



最初に登る、榛名富士の登山口は駐車地から1、2分の所にあった。
一応、案内が出ていたがあまり目立つものでは、なかった。


展望のない登山道を黙々と上がる。
登山道自体は良く整備されて歩き易かった。


250mちょっと高度を稼ぐと高規格な建物が正面に現れた。


予想は付いたが建物の正体はロープウェイの駅だった。
まだ営業前でロープウェイは動いてなかったと言うかそれを狙って朝一に登って来たんだけどね。


ロープウェイ駅の脇が展望地だった。


展望地からの景色である。
当日は辛うじて肉眼で富士山が確認出来た。


眼下には榛名湖も見えていた。


榛名湖の横には本日の駐車地である。


ゆったりと景色を楽しんでから頂上に向かう。
頂上までは階段が設置されていた。


鳥居である。
この画像を写した時点では気付いてないが鳥居には富士山神社と書かれていた。


頂上に到着した。
つ〜事は、これが富士山神社って事?


三角点は一等だった。
全く調べてこなかったので軽く驚いていた。^^


頂上からの景色になる。
イマイチと言うか少し低いロープウェイ駅の脇からの展望の方が全然良かった。


下山は北側のルートを使った。
結局、榛名富士では誰とも会わなかった。
間違いなくロープウェイの営業が始まる9時以降だとそうは行かないだろうね。


北側のルートの方が明らかに荒れていた。
地理的にこちらの方が登山者が少ないから単純に雨水の影響なのだろう。


一気に下りて舗装路に突き当たる。
反対側と同じでこちらも展望を楽しめる場所は存在しなかった。


北側の出口にあった標識である。
意外にも逆側のものより高規格だった。


次の目的地である烏帽子ヶ岳になる。
烏帽子ヶ岳は、この位置から見ると穏やかそうな山なのだが離れた場所からだと結構鋭い山容なんだよね。


登山口は、こちらになる。


最初、赤い鳥居を数個潜る。
そう言えば去年登った近くの相馬山にも鳥居が沢山あったっけ。


横にルートが走っていた。
地形図を確認すると破線と一致していた。


榛名富士と比べると登山者が少ない感じだった。


ここで突き当りになり烏帽子ヶ岳方面と鬢櫛山方面とで分かれる。
この画像では文字が読めないが正面にも登山道が存在した。
ただし今の時季は藪で歩くのが相当困難だと思う。


また、赤い鳥居が立っていた。
その向かうには狛犬では、なくキツネである。
ここへ来て鳥居の正体と言うか稲荷神社だと言う事に初めて気付く。


地形図を見ていたので分かっていたが勾配がキツクなってきた。
場所によっては階段や手すりが設置されていた。


もう少して頂上と言う所に小振りな鳥居が立っていた。
この先には鳥居がなかったのでこれが稲荷神社の奥の院的なものなのかな?


笹薮が出てきた。
深い所で腰位だったが雨粒が付いていたのでトレッキングパンツがびしょびしょになってしまう。(汗)


本日、2個めのピーク、烏帽子ヶ岳に到着した。
展望は、お隣の榛名富士が枝葉の間から辛うじて見える程度で殆どなかった。
頂上には休憩施設的なものは、何も設置されていなかった。


烏帽子ヶ岳でおやつ&小休止。
あまりいい場所では、なかったがここを過ぎると下まで適地が見当たらなかった。


最初の分岐の戻り正面へ進む。


烏帽子ヶ岳と鬢櫛山の鞍部に至る。
この左側には山と高原地図に掲載されている登山道が下へと伸びていた。


鬢櫛山への上りは最初勾配がややキツかった。
1300m付近から勾配は落ち着き、後は頂上までスンナリ上がれたと記憶している。


鬢櫛山に到着した。
鬢櫛山も烏帽子ヶ岳と同様で殆ど展望がなかった。


鬢櫛山の先は踏み跡が薄かった。
この時季だと難路と言ってもいい位の登山道になる。


危険では、なかったが尾根が細くなってきた。


細尾根を下りる所が岩場になっていた。
大した高さじゃなかったので特に怖い思いは、しなかったけど。


終盤は激藪だった。(汗)
夏場は、こちらのルートに近づかない方が賢明かもね。


ここで舗装路に飛び出す。


辺りを見回すが標識の類は何処にも付いていなかった。
こちらから鬢櫛山を目指す登山者は殆ど居ないと思われる。


しばらく榛名湖に沿って舗装路を歩く。
本日登った3山を見ながらの歩きは凄く気分が良かった。
やっぱ自分の足で登った山を眺めながら歩くのって格別だよね。^^


ここで榛名湖沿いの道路から離れる。
確か登山者用の標識は設置されていなかった。


関東ふれあいの道の案内が見えてきた。


うっ!入口から藪かよ。(゚Д゚;)
まぁ、さっきの後半に比べるとなんでもないレベルだったけど。


少し進むと藪は消え快適な登山道になる。


ちと分り辛いが違う登山道に突き当たる。
右方向を見ると。


更に違う登山道である。
どうも私が入ってきたルートはサブルートで画像右のルートが山と高原地図に掲載されている本ルートのようだ。
この付近で2人組の登山者と擦れ違う。
この方々が本日出会った唯一の登山者になる。


関東ふれあいの道と言う事で階段が多かった。


こう言う完璧な階段も存在した。
凄く歩き易かったが自然とペースが上がってしまい何回も息切れする事になる。(汗)


開けた所でまた本日登った3山が見えてきた。


最初のピークに到達した。
氷室山と言う名前が付いていた。


丁度、お昼だったので氷室山でランチにした。
次のピークの天目山まで我慢したかったが空腹に負けてしまう。^^


氷室山から5、60m一気に高度を下げる。
上の画像の場所が氷室と天目山の鞍部だった。
鞍部から100mちょっと上り返して。


天目山に到着である。


天目山には沢山のベンチが設置されていた。


南側が開けていてそちら側の山が見えていた。
多分、大鐘原ヶ岳だと思われる。


高崎の街も辛うじて確認出来た。


天目山の先は尾根型が明瞭で気持ちのいいルートが多かった。


七曲峠の直ぐ手前に分岐があった。
左に行けば本日の駐車地まで数100mだった。


舗装路を横切る。
ここが七曲峠になる。


七曲峠からは緩い上りが続く。
最初の少ピークの所で本ルートと三ッ峰山へのルートが分かれていた。


1枚上の分岐から少しだけ高度を下げる。
最初だけ少し藪があったが上りに転ずると殆どなくなった。


100mちょっと上り返して最後の目的地の三ッ峰山に到着した。
画像の通り祠が1つ置かれていた。
祠を見たのは、これが最初で最後になる。
正面(南東)に薄い踏み跡が見えたので後で地形図を確認すると三角点峰、2山を繋げて歩けそうだった。


本ルートへ戻る。
この先は殆ど下りだった。


この標識の所で登山道は直角に曲がる。


多分、正面(1236m標高点)にも行けると予想していたがその通りだった。
ただ、藪が凄かったのでパスしてしまう。


ここで県道28号線に突き当たり登山道は終わりとなる。
と、この時点では思っていた。


県道28号線を少し進むと去年の下山口である。
そっか、ここも関東ふれあいの道だったっけ。


おっと、県道28号線は閉鎖されていた。
理由は見落としたが現在県道28号線は車両通行止めのようだ。


県道33号線に突き当たる。
なにやら正面に標識が見えたので近付いてみるとハイキングコース(昭和天皇行幸の道)の案内だった。
方向的にショートカット出来そうだったので入ってみる事に。
因みにこのルート、山と高原地図には未掲載だった。


昭和天皇行幸の道は快適なルートでほぼ勾配がなかった。


昭和天皇行幸の道は榛名富士のロープウェイ駅の真正面に至る。
結果的に素晴らしいショートカットルートだった事になる。








実は今回こちらへ来た1番の理由が数週間前にグレートトラバース2で放送されたからである。
その放送で掃部ケ岳と榛名富士をセットで登っていた。
通常のグレートトラバースはピークハントが最大の目的で余計な歩きを極力しないのだ。
それで榛名富士が凄く気になった次第である。
榛名富士には20年位前にロープウェイを使って1度来ている。
なので今更人力で登るつもりは、なかった。
登山道自体、全く面白味がなかったが榛名富士に対する思い入れと言うか見え方が以前とは違うものになったかな。
わざわざ登って結果的に良かったと思っている。

歩行距離/13.6km|累積標高差/1251m
所要時間(休憩含)/7時間10分(7:20〜14:20)|出会った登山者/2人

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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