作成者/管理人   2016年2月上旬実行
鍋山町〜三峰山〜寺坂峠



氷室山の南東側に伸びる尾根歩きの最終回である。
丁度、2ヶ月前に寺坂峠〜不動岳〜塩沢峠を歩いた後、一気に片付けても良かったのだが支尾根や近隣の尾根を摘み食いしていて遅くなってしまった。^^
一応、今回で今冬のメインテーマである長大尾根歩きも一段落となる。
勿論、今後も徐々に範囲を広げるつもりでいるが。

ルート/駐車地⇒鹿島香取太神宮⇒205m標高点⇒455m標高点⇒三峰山⇒権現山⇒剣ヶ峰⇒奥の院⇒540m標高点⇒寺坂峠⇒駐輪地



 



駐車地から1キロちょっと移動する。
そして神社(鹿島香取太神宮)に通じるこの石段を上がって行く。


鹿島香取太神宮に上がってからは、その奥へと進む。
予想は、していたが動物対策用の柵が設置されていた。
入口のようなものは見当たらなかったが高さがないので木片を利用して中へと入る。


中へ入ると踏み跡は沢山付いていた。
ただしルートのようなものは存在しなかった。


右に古い囲いのようなものが出てくる。
これは直ぐに見えなくなった。


ふと、後ろを振り返ると先月登った467m標高点のシルエットである。
改めて見るとそこそこ目立っていたので地元の方に尋ねれば山名が分かったかも知れない。


最初の名前の付いた場所、205m標高点に到着した。
これと言って特徴のある場所では、なかった。


205m標高点の先は踏み跡は、あったが少し藪っぽかった。


勾配がキツクなってきた。
踏み跡は、あったりなかったり。


左から来る尾根と合わさると一旦、勾配が緩む。


ここが等高線が1番狭い場所になる。
てっきり左へトラバースするものと予想していたが踏み跡は上へと続いていた。
当然、それに従った。


また、左から来る尾根と合わさる。
どうも、この尾根がメインの尾根のようで今までより格段に踏み跡が付いていた。


作業道である。
なるべく無視して尾根上を歩いたが作業道を使った方が楽だったかも?


このタイプの杭を結構見かけた。
ほぼ尾根上にあったと記憶している。


地形図に表されていない、ごっつい岩場が現れた。
この情報は認識していなかったので一瞬固まってしまう。(汗)
下りだったら途方に暮れたかもね。^^
左に道型と言うか作業道みたいなものがあったのでそれを辿ってみた。


谷の方へ回り込むと作業道みたいなルートは明瞭になってくる。


作業道で谷の奥へと進む。
この先はルートらしいルートが見えなかった。
おまけに倒木が多い感じだった。
辺りを見回すと右の斜面に薄い踏み跡を発見する。
更に上の方に目をやると障害になるものが見当たらなかったのでその斜面を使って上へ上がる事にした。


30m位高度を上げて尾根に復帰した。


尾根に復帰した場所が丁度455m標高点だった。


少し引き返してごっつい岩場の上部に来る。
踏み跡やルートっぽい所を探すが私が見た範囲では見付ける事が出来なかった。


455m標高点の直ぐ先には壊れた祠が2つと。


完全体の祠が1つ置かれていた。
上の祠は比較的新しく見えたが明治のものだった。


この山域で良く見かける杭が出てきた。
数は、そんなに多くなかった。


踏み跡に従うと右方向に誘導される。
雪のせいで何時の間にか踏み跡は消えてしまうがその代わり尾根がハッキリしてくる。
私は、てっきり一般道があるものと思っていたが違っていた。
この後、踏み跡らしい踏み跡は頂上付近まで全く見当たらなかった。


何かの施設である。
この付近は藪が酷く思うように前に進めなかった。(汗)


藪を抜けるとトラロープが出てくる。
これは採石所との境を示していた。


三峰山に到着した。


三峰山も採石所との境で絶えずそちらから重機の音が聞こえていた。
雰囲気も居心地も最悪に近い場所だった。(苦笑)


立て札2枚と。


祠が1つ置かれていた。
本日のメインの山だがさっさと下る。


しばらくトラロープに沿って歩く。
結構、雪が付いていたので補助器具代わりにトラロープに掴まって歩く。
あくまでも採石所との境を示すものでそのような目的に張ったものでは、ないのだが。^^


三峰山からずっと下りだったがここから上り返す。
多分、右が下山ルートだと思われるが案内は設置されていなかった。


上り返してまた下りに転ずる。
掴まるものがなかったので念のためここからポールを使った。
後から検証するとこの付近が権現山だった。


岩が出てきた。
大して危険な場所では、ないが雪が付いていたので慎重に下る。


再び上り返した場所が剣ヶ峰だった。
祠があるそうだが微妙にピークを巻いていたので見逃してしまう。(苦笑)
ここを過ぎるとキツイ上り勾配は存在しなかった。


採石所が近付いてきた。
この直後、サイレンの音が辺りに鳴り響く。


小さい祠である。
年代を確認しようと祠に近づくと前方から1人の男性(作業員)がやってきてこれから発破を行うので避難してくれと言われる。(サイレンは発破の警告だった)
幸いこれから私が向かう方向は影響がないそうでそのまま登山を続ける事が出来た。


植林の中に入った。
と同時に穏やかな地形になりゆったりと歩けた。


右に濃い踏み跡を発見する。
案内は、なかったが地形図を見ると明らかに奥の院への巻道だった。
勿論、巻道を使って奥の院へ向かう。


※オンマウスで標識拡大
本日、最初で最後の標識になる。
これによると今まで歩いてきたルートは三山参道と言うそうだ。
寺坂峠の案内も出ていたが後から書き足された感じだった。


奥の院に到着した。
丁度、2人の方が帰る所で入れ替わりとなる。


頂上には祠と。


3体の銅像が置かれていた。
ネットで調べると左から神皇産霊尊、天之御中主尊、高皇産霊尊だそうだ。
って何方?^^


奥の院からは三峰山が良く見えていた。(中央奥)
その手前左が権現山で右の三角形の山が剣ヶ峰だと思われる。


貸し切りになったので奥の院でランチにした。
この後、誰も来なかったって言うか登山が終るまで誰とも会わなかった。


引き返してまたここから道なしルートに入る。


意外だったが雪の上には踏み跡が付いていた。
この雪、数日前に降ったものと思われる。
踏み跡の主は寺坂峠からやって来たのは先ず間違いないだろう。


寺坂峠までの最後のピークになる。
ここは変わった場所で鹿沼市と栃木市と佐野市の境だった。
ただし佐野市の土地は飛地になのでこの数キロ北にある615m標高点とは全然価値が違うんだけど。
手前の剣ヶ峰もここと同じ立ち位置だった。


作業道が出てきた。
地形図だとこの先が急勾配だったのでこれを利用して下る事に。
明瞭な作業道だったが倒木が多く凄く歩き辛かった。


しばらく作業道を歩いていると急に林道レベルの道に接続する。


逆側を振り返ると林道レベルの道は奥へと続いていた。
逆方向から来た場合適当な所で尾根に上がった方が良さそうだ。


ここで舗装路に突き当たる。


右を見ると寺坂峠の切り通しだった。
合計4回かかったがこれにて氷室山の南東側の尾根歩き完結である。


舗装林道を下って駐輪地に到着した。
この舗装林道、朝は通行禁止になっていたがこの時点で解除になっていた。
もしかすると夜間通行禁止って事なのかも?








歩く前は休憩込みで4時間程で歩けると思っていたが全然無理だった。
多少であるが雪が付いていたのでしょうがないと言えばしょうがないのだが。
実は早く上がった時のためにオプションコース(千部ガ岳)を用意してあった。
しかし、当日は伐採作業のため入山自体が無理だった。
どちらにしても千部ガ岳に登った場合、夕方近くまで時間を有したと思う。
結果的にオプション登山は諦めるしかなかったようだ。

歩行距離/9.4km|累積標高差/+795m -664m
所要時間(休憩含)/5時間20分(8:30〜13:50)|出会った登山者/4人
自転車走行距離/7km|累積標高差/+8m -139m

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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