作成者/管理人   2015年12月下旬実行
秋葉山〜名草山〜山王山



予想は付いただろうが佐野市と足利市の境界尾根の続きを歩いてきた。
残す所、一区間となり今年中に歩かないと気持ちが悪いと言うか早急に区切りを付けたかった。
前回のレポの中にも書いたが秋葉山の下の集落から入山して境界尾根まで行き山王山へ抜けるコース取りをした。
今年の最後を飾るに相応しい内容かは不明だが里山歩きの楽しさを十分堪能出来る山行だったかな。

ルート/駐車地⇒支尾根取付⇒秋葉山南東尾根出合⇒秋葉山⇒境界尾根出合⇒449m標高点⇒345m標高点⇒名草山⇒山王山⇒山王山登山口⇒駐輪地



 



駐車地から直ぐ林道に入る。
不思議な事にこの付近、地形図に建物マークが載っていないのだ。
ストリートビューで確認していたので驚かなかったが知らなかったら違う場所に来てしまったと錯覚したかも?
事前情報だと民家の脇を抜け、その奥の動物避けの柵を開けて山へ入るとなっていた。
しかし、住人の方に断わるのが面倒なので取り付きポイントだけ先人達と違う方法を使った。


林道を4、500m分け入り、取り付き予定のポイントまでやって来る。


取り付き予定のポイントには濃い踏み跡と言うか道が出来ていた。
なんだ、同業者が結構居るんだなとこの時点では思っていたが結果的に林業関係者が作ったもののようだ。


濃い踏み跡は、あまり上へは向かっていなかった。
しょうがないので歩けそうな斜面を探しながら適当に上へと上がる。


100m位、高度を上げてようやく本尾根に乗る。


本尾根に乗ってから少し進むと踏み跡が出てきた。
この先は多少の倒木があったが普通に歩けた。


地形図に描かれてない小ピークになり視界が開ける。
左の目立つ山は方向的に深高山で正面が赤雪山になる。


最初の目的地の秋葉山も見えてきた。


完全に登山道レベルのルートになってきた。


尾根が広くなってくるとルートは不明瞭になる。


先ほどから見えていたが右側の尾根になる。
つ〜か、これがこの後、歩く佐野と足利の境界尾根だった。


露岩が増えてきた。
ただし簡単に避けて歩けた。


秋葉山の頂上まで後僅かと言う所で植林が出てきてしまう。
この時点で暗い頂上かよと意気消沈していたがのちのちこれは、これでありだなと思う事になる。


秋葉山に到着した。
頂上には三角点と祠が2つ(内1つは壊れていた)あるのみで山名板は付けられていなかった。


秋葉山の直ぐ先は一瞬、急勾配だった。
踏み跡に従えば安全に下りられたけどね。


秋葉山の1つ先の小ピークは意外にも自然林だった。
この後も自然林と植林が交互に出てくる。


ここで境界尾根と接続する。


境界尾根を東へ約300m歩くと前回使った中木戸からの尾根との分岐へ至る。
ここから境界尾根歩きの続きとなる。


尾根がUの字になっているので先ほどまで居た秋葉山が右方向に見えてきた。
頭(頂上)が植林なのでモヒカンのようで凄く目立っていた。
この後も色んな方角から目に付いていた。


449m標高点の手前は岩場だった。


事前情報だと下りは怖いとなっていたが上りの場合、高い所が苦手な私でも恐怖を感じる事は全くなかった。
勿論、良く観察しながら慎重に通過したけどね。


岩場の上は展望地になっていた。
関東平野方面と。


日光方面が良く見渡せた。


449m標高点で尾根は2方向に分かれる。
両尾根とも踏み跡が付いていたが方向さえ分かっていれば間違える事は、ないと思う。


日当たりが良く、適度に北風が当たらない所を探しておやつにした。


尾根から秋葉山がクリアーに見える数少ないポイントである。
左が深高山で秋葉山の右にチラッと見えるのが赤雪山のようだ。
中央付近の真っ白な雪山が説明不要だろうが浅間山になる。


古い感じの祠が置かれていた。
この手前が419m標高点だった。


初めて藪らしい藪が出てきた。
この後、急勾配となり藪のせいで進路が取り辛かった。


最近のものだと思われる真新しい杭が設置されていた。
杭には白柳と書かれていたがそのような地名は、この近くに存在しなかった。


※オンマウスで345m標高点からの展望
345m標高点に到着した。
345m標高点は展望ポイントになっていた。


現役の遊歩道かは不明だが345m標高点から標識が設置されていた。


左方向が伐採地で見通しが良くなる。
眼前に里山らしい穏やかな風景が広がっていた。


久し振りにパノラマ画像もどうぞ。


場所は記憶にないが凝ったデザインの祠が置かれていた。
年号は書かれてなかったので何時頃のものか分からないが比較的新しいと思われる。


高規格な標識が立っていた。
江保地坂と言う場所になるが地形的に峠みたいな場所だった。


名草山(258.4m三角点)に到着した。
名草山には、この付近で時々見かけるタイプの標識(同一作者/足利百名山)が付けられていた。


名草山からの下りは多少であるが急勾配だった。
歩く所は階段状になっていて鉄パイプの手すりが設置されていた。


正面が明るくなり遠くに街が見えてきた。
地図で確認すると足利の市街地付近だった。


下を見るとベンチが設置されていた。
標識によると鎧地蔵尊碑と言う場所だった。


折角ベンチがあるのでここでランチにした。
この場所、須花トンネルの上部で時々車の音が下から聞こえてきた。
あまり交通量がないので不快な思いは、しなかったけど。


ランチポイントの先は急勾配でここにも手すりが設置されていた。
下り切った場所が。


須花トンネルの出口の真上だった。


この後、切り通しの逆側を進む。


何処から取り付くのかと思ったがこの通り、道型が出来ていた。
ここから山王山まで純藪山になる。


最近のものは、なかったがビニールテープの目印が沢山付けられていた。


少し進むと笹藪が出始める。
私の体感だと切り通しの所から山王山までで3分の2が藪区間だったかな。


横に走る人工的な溝が出てくる。
最初は堀切かと思ったが掘削が無造作なので作業道の一部っぽい。


左に展望地である。
この付近でこれだけしか開けた場所は存在しなかった。


何時の間にか踏み跡を外してしまい激藪の海に飲み込まれてしまう。(汗)
無理やり移動して軌道修正したが結果的に引き返した方が得策だったかな。


中途半端な場所に山名板が付けられていた。
字が消えかかっていたが最後の文字が8だったので258m標高点を示すものだと思われる。


最終目的地の山王山に到着した。
ランチポイントから1時間もあれば余裕で着くと思っていたが藪が多かったせいで1時間半以上かかってしまう。


山王山からは関東平野方面が見渡せた。
思ったより時間がかかり過ぎたのでさっさと下山に取り掛かる。


少し進むと祠が置かれていた。
ここを過ぎると植林地の中の九折のルートだった。


舗装林道が見えてきて登山道は終わりとなる。


舗装林道の峠まで来て佐野と足利の境界尾根が繋がった事になる。
つ〜か、仙人ヶ岳や行道山〜両崖山も繋がった分けだから凄いロングルートが開通なんだよね。^^


更に100m位進んで本日と言うか今年の登山は終わりとなった。
この後、自転車の工程で相当押しが入るのかと思っていたが精々2、300m程度だった。








歩行距離10キロ強、累積標高差約1000mと普通の1日コースになってしまった。
境界尾根までの取り付きの工程を引いたとしても前回のコースと合わせて歩くと日没ギリギリとそこそこハードな工程になってしまったかも知れない。
日の短い時季は、ちょっと物足らない程度の計画で丁度いい事を再確認した。
無理は禁物である。

取り合えず今回が今年の登り納めになる。
今年も大きなケガもトラブルもなく無事、終る事が出来た。
来年も相変わらずだが尾根に拘った歩きになると思う。
来年の第一の目標はオール一般道になるが雲取山〜甲武信岳〜三国峠を貫通させる事かな。
乞うご期待。^^

歩行距離/10.2km|累積標高差/+1054m -900m
所要時間(休憩含)/6時間10分(7:50〜14:00)|出会った登山者/0人
自転車走行距離/11km|累積標高差/+112m -266m

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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