作成者/管理人   2015年9月中旬実行
大菩薩峠1日目(丹波大菩薩道)


好天が続くと言う予報だったのでテントを担いでの山行をやってきた。
出来れば甲武信ヶ岳を絡めたコースにしたかったのだが今の私ではボリューム的に厳しいと判断、泣く泣く見送ったのだ。
天候不順のせいで最近マトモな歩きが全く出来ていなかったので致し方ないかな。
結局、今回は、お気楽な大菩薩峠の奥多摩側の従走路を歩いた。
このコースなら余裕だろう?と思っていたが重い荷物も影響して殆ど余力が残らない登山となった。
たったの3週間、山らしい山を歩かなかっただけなのだが山に順応した体が大分退化してしまったようだ。
やっぱ、最低でも2週に1回は、それなりの山に行かないとダメですな。(苦笑)

ルート/越ダワ⇒高尾天平⇒藤タワ⇒追分(十文字)⇒ノーメダワ⇒フルコンバ⇒大菩薩峠⇒福ちゃん荘



 



駐車地から1分も行かない所が登山口だった。
この少し先にも登山口があって、多分そっちの方がルートが分かり易いと思う。


最初、少しだけルートが不明瞭だった。
ここでハッキリとした道型と交わる。


最初の分岐である。
左側のルートは山と高原地図には未掲載で現在は使われてない感じだった。


伐採地のようで正面が明るくなった。


右方向の視界が開けた。
山と高原地図で確認すると天平尾根だった。


下の方には青梅街道が見えていた。
枝葉で建物等、見えないがこの付近が丹波山村の中心地になる。


右方向が登山道っぽかった。
辺りを観察すると標識が地面に落ちていた。
この右側のルートも山と高原地図には載っていない登山道になる。
塞いでなかったので多分、歩けると思うが。


比較的新しい東屋が建っていた。


東屋の所で平地になる。
左側の標識には高尾天地と書かれていた。


作業道だろうか。
明らかに人工的に作った地形になる。
少しの間、この作業道を歩く。


また、東屋が建っていた。
この付近が1036m標高点だった。


もう少しで藤タワと言う所で作業道と別れる。
結果的にどちらを歩いても藤タワに至るのだが。


峠のような地形になった。
そこが藤タワだった。
設置されている標識の通り、登山道は今歩いて来たルートも含めて4方向に分かれていた。


近くまで舗装路が来ていた。
この舗装路は登山道も兼ねている。


軽くカロリー補給をして先へ進んだ。


藤タワの先は尾根を外したルートだった。
尾根上にも踏み跡が見えたのだが今回は余計な事を一切しなかった。


先ほどから沢の音が聞こえていた。
ここで初めて沢を渡る。


大きめな沢が見えてきた。
後から地形図で確認するとマリコ川だった。
この川は今年の6月に登った鹿倉山の登山口付近を流れていた。


今年、設置したと思われる真新しい橋が出てきた。
これを合わせて合計3本、設置されていた。


登山道は少し不明瞭になる。
標識が見当たらなかったので踏み跡と数少ない目印を頼りに歩いた。


ここを渡ると登山道は沢から離れて行く。
これを撮った時には全く気付いてないが画像に写っている木片は橋の残骸だろうか?


登山道は一瞬、尾根上になる。
今まで丹波山村の土地だったがここからは小菅村に換わる。(尾根上が境界)


金属の標識には十文字となっていたがこちらの木製のやつには追分と書かれていた。(山と高原地図は追分表記)


十文字と言う名称が付いているだけあって横方向にもルートが通っていた。
ただし山と高原地図には、その横方向のルートは掲載されていなかった。
標識によるとこちらが小菅方面で。


こちらが山道となっていた。
多分、行き止まりだと思うがもしかするとサカリ山に通じてるのかも?


追分は意外にも眺望があった。


※オンマウスで拡大画像
この標識によると1番奥の稜線が雲取山の横方向の尾根だった。


追分でランチにした。
本日、滅多に買わない海苔巻き式のおにぎりを持ってきた。
改めて手が洗えない場所には不向きだと実感した。(苦笑)


登山道を石垣で補強したある所が数箇所存在した。
結構、歴史のある登山道なのかも知れない。


左に作業道のような支線があった。
山と高原地図によると一応、注意を促していた。


ノーメダワの直ぐ手前で尾根と合流する。


振り返ると尾根上にはハッキリとした踏み跡が見当たらないので殆ど歩く人間が居ないと思われる。


ノーメダワに到着した。
不自然にここだけ明るかったので意図的に伐採したようだ。


ノーメダワにも小菅に向かうルートが来ていた。
地形図を見るとマトモに歩けそうな尾根が見当たらないので谷筋を通るルートだろうか?


ノーメダワからの展望である。
山が近いので晴れていたとしても大した景色では、なさそうだ。


ノーメダワからは大部分が尾根上のルートだった。


ガスが出てきた。
この後、登山を終えるまでガスが消える事は、なかった。(涙)


何やら標識である。


標識によるとここからも小菅方面へ行けるようだ。
私が気付いた範囲ではこの先に小菅方面へのマイナールートは存在しなかった。


大菩薩峠までの最後の分岐、フルコンバに到着した。
ノーメダワと同様、ここも明るい場所で意図的に伐採したと思われる。


フルコンバからも小菅へ行けるがこのルートは山と高原地図に載っているメジャールートになる。


これが小菅方面のルートになる。
山と高原地図によるとこのルートが小菅大菩薩道で私が今まで歩いて来たルートが丹波大菩薩道となっている。


眺望は、あるのだろうがこの通り真っ白けで何も見えなかった。


フルコンバが最後のカロリー補給をした。


フルコンバの先からまた尾根上から離れる。
1箇所、山道と言う抽象的な案内が出ていた。


ニワタシバと言う標識が地面に落ちていた。
ネットで調べると江戸時代にここで江戸と甲州の荷物の受け渡しをしたそうだ。
それにしても中途半端な場所なんだよね。


ここで進路を西から南に変える。


建物が見えてきて大菩薩峠に到着である。


大菩薩峠へ来るのは確か人生4回目だがこの標識の横に登山道が来ていたのを本日、初めて知った。
時間が時間なので貸切だったが展望は無いに等しかった。
証拠写真を写しただけでさっさと下る。


介山荘の脇を抜けて上日川峠方面へ進む。


※オンマウスで拡大画像
そう言えばこの付近、鹿が多かった。
しかもあまり警戒心がなく慌てて逃げるような固体は少なかった。


介山荘にジムニーが停まっていたので何処から上がって来るのか思ったら上日川峠に向かうこの登山道を通っていた。
やっぱ、ジムニーの走破性は凄いね。^^


福ちゃん荘に到着した。
時間はジャスト4時だった。
受付を済ませテントサイトに向かう。


テントサイトは、あまり平らな場所が存在しなかった。
この辺りは、ほぼ平らだったがその分、地面が固く薄いマットしか持ってこなかったので背中が少し痛かった。(汗)


さすがに車が入れる山小屋だけあって福ちゃん荘にはビンのビールが売っていた。
キンキンには冷えてなかったが山で飲むビンビールは格別な味だったよ。^^


暗くなる前に取り合えず今夜の寝床の確保をする。








この日は結局、私以外の登山者はテン場には現れなかった。
土曜や夏休みとかは混むと言う話だったが平日は、これが普通だと思われる。
当たり前だが最低限の施設しかないがウィークデーに来られるキャンプ好きの登山者には福ちゃん荘のテン場、お勧めである。
料金も今時300円(2015年9月現在)と超リーズナブルだった。^^

画像の上半分を肴(下半分は翌日の朝食)に一人宴会をしたのち7時頃就寝した。

歩行距離/14.4km|累積標高差/+1404m -410m
所要時間(休憩含)/7時間30分(8:30〜16:00)|出会った登山者/0人

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



2日目につづく


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