作成者/管理人   2015年9月中旬実行
大菩薩峠2日目(牛ノ寝通り)



いや〜、昨晩は恐ろしく寒かった。(××)
温度計を持ってきてないので正確な気温は分からないが確実に5度以下だったと思う。
スリーシーズンのシュラフ(しかも薄め)では役不足で防寒用のダウンジャケットがなかったらヤバかったかも知れない。
まだ9月半ばだが1700mの標高を完全に舐めていた。(反省)
季節は平地の2ヶ月先を行っていた。

ルート/福ちゃん荘⇒大菩薩峠⇒熊沢山⇒石丸峠⇒牛ノ寝通り出合⇒玉蝶山⇒榧ノ尾山⇒棚倉⇒大マテイ山⇒鶴寝山⇒松姫峠



 



7時過ぎに福ちゃん荘をスタートする。
そうそう、上の画像に写ってる公衆トイレはキャンプ場のトイレも兼ねていた。


昨日と同じルートで大菩薩峠へ戻る。
また、名物の標識を写したかったのだが先客が撮影中だった。
待つのが面倒なのでそのまま逆方向へ進む。


大菩薩峠の先は岩だらけで少し歩き辛かった。


上り切った所が熊沢山だった。
本日の最高地点であり今回の旅の最高地点でもあった。


踏み跡は見当たらなかったが熊沢山の本当の山頂は、この岩の上辺りだった。


熊沢山の正面の景色である。
多分、奥のピークが小金沢山だと思われる。


全体は見渡せなかったが大菩薩湖である。


熊沢山を下りて行くと正面に低い山が見えてくる。
山と高原地図で確認すると天狗棚山(1957m標高点)だった。


下に下りるに連れ霧が晴れてきた。
明らかに分岐になっていたがそこが石丸峠だった。


石丸峠に到着した。
残念ながらまたガスってきてしまう。
ホント山の天気は目まぐるしく変わるね。


石丸峠を少し上り返した所が牛ノ寝通りの起点になる。
ここから当分の間、下り主体で細かい石がゴロゴロしていた。


牛ノ寝通りへ入る前にカロリー補給をした。


少し下ると比較的新しい標識が設置されていた。


長峰と言う所に行けるとなっているが不明瞭なルートのようだ。
山と高原地図には黒色の破線で登山道扱いでは、なかった。


どちらにしてもこの通り、藪に覆われていたので歩くなら晩秋以降だろうね。


一旦、勾配がなくなる。
後から気付いたのだがこの辺りが玉蝶山だった。


また、高度を下げ始める。
この先は九十九折れだった。


また、分岐である。
これは巡視道との分岐で何処へ至るか全く分からない。


勾配が殆どなくなり異様に歩き易くなる。
榧ノ尾山が近い事を意味する。


榧ノ尾山に到着した。
尾根の途中って感じで標識が立っていなければ山頂と気付かないと思う。
画像の通り明るい場所だが昨日のチェックポイントと同様、意図的に伐採したと思われる。


三角点は1枚上の場所の向かって左側に設置されていた。


正確には榧ノ尾山の少し手前からなんだが気持ちのいいルートが続く。
終点まで基本、歩き易い尾根でキツイ勾配は殆ど存在しなかった。



今まで自然林しかなかったが左に植林が出てきた。


また、巡視道との分岐である。
先ほどの巡視道には名前が付いていなかったがこちらは狩場となっていた。


お地蔵さんがポツンと置かれていた。
遭難事故でもあったのだろうか?


急に頭上が開けた。
山と高原地図によると以前は小屋(棚倉)があったそうだ。


棚倉小屋跡の先が分岐で小菅方面と松姫峠方面に分かれる。
この先からルートが複雑で分岐だらけだった。


1枚上の分岐から10mも進まないでまた分岐である。
どちらを進んでも基本、次の目的地の大マテイ山に至るが左側に行くとスルーする可能性があるので注意が必要だ。
私は、その左側のルートを選択した。


トラバース気味に上がって行く。
そろそろ大マテイ山だと言うのに案内が出ていなかった。
このままでは大マテイ山をスルーしてしまいそうなので無理やり山頂へ向かう事に。


踏み跡は、なかったが適当に上がると標識とベンチが見えてくる。


そこが大マテイ山の頂上だった。
展望は全くないが穏やかで広い山頂になる。


大榧ノ尾山と同様でマテイ山の三角点も標識の左側に設置されていた。


ベンチもある事だし大マテイ山でランチにした。


大マテイ山からは東に薄い踏み跡が見えたのでそちらへ行ってみた。
因みに私は画像左の踏み跡のない方からきた事になる。


直ぐ先で大マテイ山の頂上付近まで上がってきた正規ルートに突き当たる。
辺りを見回したが大マテイ山の案内も目印も何も付いていなかった。
1分もかからないで頂上へ至れるのになんでだろう?


ここで登山道は今、私が歩いて来たルートと合わせて5方向に分かれていた。
正面のルートは、どちらを進んでも本日最後のピークである鶴寝山へ至るのだが左のルートを選択する。


また、分岐が出てきた。
これは鶴寝山を左から大回りする巻き道との分岐になる。


巨樹のみちと言う標識が立っていた。


その直ぐ右にも同じタイプの標識である。
これは先ほど分かれたもう一方のルート(日向みち)になる。


鶴寝山の手前で日向みちと合流する。


鶴寝山の頂上直下が距離は短いが急勾配だった。
案内は見当たらなかったが右のルートは巻き道になる。


鶴寝山に到着した。


大した見晴らしでは、なかったが南側だけ少し開けていた。
意図的に伐採したと思われる。


鶴寝山を10m位下ると巻き道と接続する。
それにしてもこの巻き道、全く旨味がないルートなんだよね。
たった10mの標高を巻いてもしょがない気がするのだが。


更に下ると大回りした巻き道と接続する。
こちらは、それなりに旨味がある巻き道になる。


この巻き道、逆側には名前が付いていなかったがこちらには正式名称(二輪草コース)が付いてた。


後ちょっとで松姫峠と言う所で不自然に木が伐採されていた。
私は最初、鉄塔でもあるのかと思ったがそんなものは何処にも見当たらず。


こちらが南側の景色で。


こちらが北側の景色になる。
どちらも中途半端な眺めだった。


松姫峠の手前でMuP8を回収する。
わざわざ、こんな場所に自転車を置いたかと言うと単純に盗難のリスクを減らすためである。


本日の終点、松姫峠に到着した。
しかし、ここからが本日の本番だったかも?


松姫峠は下にトンネルが出来たため現在ここで通行止めになっている。
車等で来る場合、小菅方面から来るしか方法がない。
当日は何故だか峠のバリケードが外されていた。








地図ソフトで計算していたので分かっていたが登山後の自転車の行程で約300mの上り坂があった。
これが超激坂で1%も乗車して上る事が出来なかった。(汗)
肉体的にも精神的にも結構キツク、間違いなく本日1番の難所だった。
EC-03を持ってきても良かったのだが一晩、松姫峠に置いとくのが嫌でそれをやらなかったのだ。
そのせいもあって駐車地に戻ると3時を回っていた。
出来れば温泉に入りさっぱりしたかったのだが暗い山道の運転を避けるため2日間の汚れを落とす事なく帰路に着いたのである。('A`)

歩行距離/13.9km|累積標高差/+643m -1099m
所要時間(休憩含)/6時間30分(7:10〜13:40)|出会った登山者/10人位
自転車走行距離/16.3km|累積標高差/+348m -886m

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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