作成者/管理人   2015年6月上旬実行
高原山(大入道〜剣ヶ峰〜釈迦ヶ岳〜鶏頂山)



ようやく高原山に行ってきた。
高原山は生まも育ちも埼玉の私に取ってあまり馴染みのある山では、ない。
私が初めてこの山を意識したのは2010年に今は無き?塩那道路を自転車で走破してからである。(上の画像は、その時の画像)
単純に塩那道路から近い事もあって1番目立つ存在だった。
その当時も時々山に登っていたが高原山に登る考えは、これっぽっちもなかった。
なので高原山と言う名前の山(正式名称)が無い事を知ったのは最近だったりする。w

ルート/小間々台(駐車地)⇒大入道⇒剣ヶ峰⇒釈迦ヶ岳⇒御岳山⇒鶏頂山⇒弁天沼⇒駐輪地



 



起点の小間々台の駐車場である。
平日でしかもヤシオツツジの時季が終わってしまったので私以外の車は1台も停まっていなかった。


駐車場の脇には遊歩道の案内が設置されていた。
何故だかこれから私が歩くルートは載っていなかった。


案内は、なかったが方向的にこっちだったのでそちらへ進む。


最初の目的地である大入道の案内が出てきた。
それにしてもクオリティーが低い(失礼)と言うか完全に手作りだった。


水無しの沢を渡る。


埼玉辺りの山と違い笹が生えてる所が多かった。


また、沢を渡る。
こちらは少しだけ水が流れていて幅も広かった。


ルートは1枚上の沢の支流に沿って上がる。


段々勾配が増してくる。
ただし登山道はジグザグに細かく切ってあって息切れするような事は、なかった。


尾根がハッキリしてきたと思ったら勾配が緩くなる。
そうなると大入道は目の前だった。


最初のピーク、大入道に到着した。
殆ど展望のない頂上だったが雰囲気は悪くなかった。


大入道から矢板市と那須塩原市の境界を歩く事になる。
実は逆側の境界尾根を辿ってここまで来ようかと思っていた。
しかし、笹藪が多そうだったので大人しく正規ルートを使ったのである。
予想は、していたが逆側の境界には薄い踏み跡が付いていた。


大入道から少し進むと北側を見渡せる展望地があった。
山と高原地図を見ると右側が前黒山(正確には南東側の1700m級の名無しピーク)で左側の崩れた所が1627m標高点だった。


なにやら標識である。
この時は読めなかったが縄文ヤシオと読むそうだ。
かなりの古木だと思うがさすがに縄文時代からあったとは考え難い。


初めて剣ヶ峰が見えてきた。
名前からして岩混じりの尖がった鋭い山容かなのかと思っていたが全然違っていた。


剣ヶ峰に到着した。
岩も何もない穏やかな山頂だった。
先ほどの大入道と同様、展望も殆どなかった。


剣ヶ峰で小休止&軽くカロリー補給をした。
休憩中、少し冷えてきたので薄いジャケットを着込む。
この後も着たり脱いだりの繰り返しだった。


剣ヶ峰の直ぐ先で登山道は2方向に分かれていた。
私は右に進んだが左に行くと駐車地(小間々台)の少し先にある大間々台に至る。
この直後、単独行の方に追い抜かれた。


急にガスってきた。(汗)
これから本日のメインの山に向かうので嫌な感じがしていた。


勾配がキツイ所が出てきた。
後から知った事だがこの少し先で右側が矢板市から塩谷町に変わっていた。
今回歩いた登山道、那須塩原市・矢板市・塩谷町・日光市の境を通るレアなルートだった。


釈迦ヶ岳に近づくと急勾配の連続になる。
山と高原地図によると急坂の岩稜となっていた。
急坂は、ともかく岩稜らしい岩稜は存在しなかった。


ここはロープがないと難儀すると思う。
動物の足跡が付いていたがかなり滑っていた。


鶏頂山との分岐である。
ここから勾配は緩くなる。
プチ情報だがここが那須塩原市・塩谷町・日光市、3市町村の境界だった。


釈迦ヶ岳に到着した。
ここで久々の1等三角点をゲットだぜ。^^


釈迦ヶ岳には、こんなものが置かれていた。
これは事前情報で認識していたが知らなかったら相当驚いたと思う。


南方向は遮るものがなかったが展望は、この通り真っ白け。('A`)
視界が良ければ西平岳ピストンをしようと考えていたのだが。。。


貸切&そんなに風が吹いていなかったので釈迦ヶ岳でランチにした。


手前の分岐に戻り鶏頂山方面へ進む。


分岐の先は急勾配の下り斜面だった。
段差も深かったのでコケないようにゆっくり下る。


急勾配が収まると笹薮が出てくる。
高さは精々腰上位だったが鶏頂山への最後の分岐まで続いていた。
この付近で2人組の登山者と擦れ違う。
熊鈴を付けていたので誰か来ると心の準備が出来たが付けてなかったら相当ビビったと思う。
やっぱ熊鈴は人間を驚かさないためにも付けるべきだよね。


ちょっとだけスッキリした。


と思ったら明神岳方面(塩原コース)との分岐だった。
明神岳方面は、しっかり刈掃いされていた。


御岳山に到着した。
画像の通り大きめの祠が1つ置かれていた。


弁天池近道と言う標識である。
この時は気付いてないが山と高原地図に載っている破線との分岐だった。


分岐の左側は崩落していた。


少し進んでから1枚上の崩落地を撮影。
かなりヤバイ場所なのかと思っていたそうでもなかった。
この場所、山と高原地図では危険マークが付いている。


また、スッキリしてきた。
旧鶏頂山スキー場方面との分岐だった。
ここから笹薮は殆どなくなり鶏頂山まで上りっぱなしになる。


極端な急勾配は、なかったが鶏頂山までロープだらけだった。


時々短い梯子が設置されていた。


鶏頂山に到着した。
予備知識がなかったが頂上には立派な神社が建っていた。


鶏頂山と神社の由来は、こちら。


頂上には、お馴染みの山名板が数個付けられていた。


展望地があるようだがガスが濃かったので行かなかった。
名前からして地形図に載っている7、80m下の崩落マーク付近だろうか?


おやつ&休憩したのち下山する。


引き返す途中、一瞬ガスがなくなり御岳山が確認出来た。
御岳山も下の方が崩落していた。


先ほどの分岐に戻り旧鶏頂山スキー場方面へ進む。


1枚上の分岐を過ぎると石碑が沢山立ってた。
頂上もそうだが鶏頂山がここまで信仰の山とは全く予想外だった。
私に取って鶏頂山は田舎のスキー場と言うイメージしか無いのだが。


やっと路面が安定してきた。
後は下まで急な斜面は存在しない。


劣化した鳥居が見えてきた。
そこが弁天沼だった。


先ほど分岐したルート(破線)とここで交わる事になる。


鳥居に付けられている標識によるとこれより先(鶏頂山まで)で用を足す場合、山頂に背を向けるとなっていた。


次のルートを一瞬見失うがこの朽ちそうな鳥居の先だった。


植林地になった。
ここは、あちこちに踏み跡が付いていて進路を取り辛かった。


お陰でルートを見失ってしまう。(苦笑)
戻るのが面倒なので適当に藪の中を歩いた。


踏み跡が出てきたのでこれを辿ってみた。


広場のような場所になった。
後から山と高原地図で確認すると全く水がなかったが大沼と言う場所だった。
一応、ここまで山と高原地図に載ってるルートになる。
1枚上の場所を逆に進めばスキー場に通じるルートに戻れたもよう。
ここからも道も踏み跡もない所を適当に歩いた。


傾いた建物(スキー場の施設)が見えてくる。


傾いた建物の先で一般道に復帰する。


当分、旧スキー場の中を歩く。


現役の作業道に突き当たった。
この作業道は山と高原地図には載っていなかった。


下っていたので右方向を進む。


スキー場の建物である。


ここで登山道は終わりとなる。


スキー場の建物は、この通り廃墟になっていた。
ネットで調べると2000年を最後に営業停止になったそうだ。
私もその頃からスキー場には全く足を運んでないので全然知らなかった。


スキー場の駐車場には、つくばナンバーのバモス号が停まっていた。
御岳山の手前で擦れ違った登山者のものなのかも?


巨大な鳥居が見えてきて。


本日の駐輪地に到着である。
この後、日塩もみじラインをEC-03で走ったのだが多分、電動バイクが日塩もみじラインを通ったのは私が初めてだと思われる。
また、歴史的な事をやっちまったぜ。^^








ガスってたお陰で中岳、西平岳に行けなくなり中途半端な歩きになってしまった。
プラス思考で考えると高原山に再訪する理由が出来たのかも知れない。
ただ、現地までの距離が結構あるので行き帰りの事を考えると積極的に来る気には、なれないかな。
去年までやっていたETCの通勤割引が復活してくれれば遠出も色々な面で楽なんだが。
そうそう、今回行った場所と全く関係ないが雁坂トンネルが期間限定(7月1日〜11月30日)で無料化されるそうだ。
私もこの機会に未だ手付かずの奥秩父主脈を少しづつ歩こうと思っている。
勿論、私の休みとその時の天候次第なんだけどね。

歩行距離/13.1km|累積標高差/+1216m -1090m
所要時間(休憩含)/7時間40分(7:20〜15:00)|出会った登山者/3人
EC-03走行距離/21.6km|累積標高差/+500m -626m|消費電力/約60%(一部パワーモード)

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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