作成者/管理人   2015年3月中旬実行
閑馬岩峰群〜高鳥屋山(松坂山)〜近沢峠



丁度、2年前に歩いた三床山〜金原山の1つ先を歩いてきた。
このルート、三床山〜金原山を歩いた当時から認識していたが岩稜帯の通過があって高い所が苦手な私では無理かなと諦めていた。
改めて先人のレポを読み返すと今の自分なら行けるんじゃね〜?と思い始める。
あれから2年間、山での経験を色々積んできたので大分高所恐怖症が緩和されていた。
それと道なしルートを歩くコツのようなものがそれなりに備わって多少であるが自信が付いていたのである。

ルート/駐車地(林道長谷場閑馬線峠)⇒閑馬岩峰群⇒高鳥屋山(松坂山)⇒516m標高点⇒499m標高点⇒近沢峠⇒近沢トンネル北東側(駐輪地)



 



画像中央付近から取り付く。
濃い踏み跡が付いているので間違いようがない。


駐車地から300m程度歩いたここを右方向へ。
目印で右方向に誘導していたがボ〜としていると確実に直進すると思う。


このルートを扱っているサイトに必ず出てくる簡易トイレになる。
全く酷い事をするものである。
部外者が捨てたとは考え難いので簡単に足が着きそうだが。


この辺りからキツイ上り勾配になった。
第1峰への上りの始まりになる。
どう言うルート取りが正解かは不明だが左の作業道を進み適当な斜面を無理やり上がった。


左方向に集落が見えてきた。
これは岩峰群の名前(通称)になっている閑馬町になる。


第1峰に到着した。
前評判通り素晴らしい眺めだった。
つ〜か、本日1番の展望ポイントになる。


本日、気温が高めだったので虫が沢山飛んでいた。
暖かくなるのは嬉しいが虫が増えるのは全然嬉しくないね。('A`)


これが本日のメインイベントの方角になる。
木の枝が邪魔で岩峰群の全容はハッキリ見えてなかった。
まぁ、見えたら見えたで無駄に恐怖感が増す事になるけどね。^^


それでは下るとしよう。
この画像では分かり辛いが赤テープで誘導していた。


枝を掻き分けるとしっかりとした踏み跡が付いていた。
掴み易い木々も沢山生えていた。


全く危なげなく第1峰から下りる事に成功した。
すると目の前に第2峰が現れた。


第2峰は高さがなく、目印に従ったらあっと言う間に通過してしまう。


第2峰から第1峰を撮影。
かなり尖がった山である。


第3峰も低かった。
ここは正面突破すると呆気なく通過出来る。


私は最初、踏み跡が付いている右方向から巻こうとした。
しかし、これが失敗と言うかちょっと危うい箇所があったので引き返すはめに。(汗)
まぁ、少しでも危険を感じたら引き返すのが鉄則だからね。
結局その後、正面突破して安全に通過した。


第3峰から下る途中、岩に×印と矢印が描かれていた。
何も考えずにそれに従ったが逆側から見るとちょっとした崖になっていた。


第4峰はデカかった。
踏み跡に従い右側から巻くように上る。


問題なく第4峰に登頂出来た。


第4峰の下りで一瞬方向を見失う。
良く見ると赤テープがあったのでそちらに進んだらスンナリ下りられた。


第5峰は、どう上ったか全然記憶にない。
それ位、何も考えないで登頂出来たと思う。


第5峰は下りが難所でこのルートの最大の山場だった。


ただ、現在は親切な方がロープを設置してくれたのでゆっくり通過すればなんの問題もない。


1つ上の岩場の逆方向からの画像である。
こちらから見た方が大分迫力があるね。


最後の岩峰(第6峰)が目の前に現れた。
高さは、そんなにないが形のいい岩峰だった。


右に踏み跡があったのでそれに従い通過した。


第6峰の先は細めの尾根が続く。
多少、岩が混じるが障害にような所は存在しない。


東側に平地である。
駐車地に戻る途中、岩峰群が見えるポイントがあるのかと探したが私が気付いた範囲では見付からなかった。


岩峰群の先にある最初のピークに到着した。
相当慎重に歩いたので駐車地から1時間40分もかかっていた。
一応、ここで閑馬岩峰群を脱出した事になる。
後は穏やかな尾根歩きが楽しめるかと思ったが少し違っていた。
それと途中に祠があると聞いていたが全く見当たらなかった。
後から良く調べる次のピークを少し南に行った所にあったそうだ。


1枚上の場所から尾根は2方向に分かれていた。
こちらがこれから歩く方で。


こちらが逆方向になる。
逆側の方がスッキリしてて歩く人間が多い感じがした。
地形図を見ると稲村と言う集落に通じるルートが1番歩き易そうだった。


一仕事が終わったのでピークで大休止&おやつタイム。


尾根上にこんなものが落ちていた。
林業関係のアイテムと予想したがその通りで鹿の食害を防止するネットだった。
本日の最終目的地、近沢峠付近に沢山設置されていた。


時々レンガみたいな色の岩を見かけた。


ずっと先の方から重機の音が聞こえていた。
多分、ここから聞こえてきた作業音だと思われる。


見るからにヤバそうな岩場が現れた。
今回のルート、岩峰群の先にも2箇所ほど岩場が存在した。
それの第1弾がここである。
踏み跡を参考に左から右へ移動して危なげなく通過する。


通過してから岩場を撮影。
目印等見なかったので良く観察しながらルート取りしなければならない場所になる。
ある意味、さっきの岩峰群より厄介かも知れない。


第2弾の難所がここになる。(通過してから撮影)
ここは進行方向右側から下りたら安全に通過出来た。
それよりこの手前がルート取りに悩むかも?
私が通ったルートは踏み跡があまりハッキリしていなかった。
後は近沢峠まで難所らしい難所は存在しなかった。


高鳥屋山(松坂山)に到着した。
本日のルート上で唯一、名前の付いたピークになる。


展望はイマイチで近くの山が辛うじて見える程度だった。


確か先人のレポの中に栃木の山紀行さんの山名板が付いていたような?
辺りを探すと約3m下に落ちているのを発見する。
拾い上げて。


適当な場所に取り付ける。


高鳥屋山でランチにした。
本日、忘れずにライターを持ってきたのでカップラーメンを食べられた。^^


高鳥屋山を過ぎると穏やかなルートかと思っていたがそうでもなかった。
岩場は、なかったが細かくアップダウンしていて中々距離を稼げなかった。


516m標高点に到着した。
終盤を除いてここから厳しいアップダウンは極端に減ってくる。


黙々と歩いて499m標高点に到着した。
ここは地形図によると急勾配と言うかあまり見た事のない等高線に描かれ方をしていた。
しかし、実際には穏やかな地形だった。


右方向の視界が開けた。
第1峰以来の高展望ポイントになる。
この先のルートが少々藪ぽかった。


比較的新しい感じの杭が出てきた。
近沢峠付近まで続くのかと思ったがこの付近でしか見かけなかった。


西側に平行して走る尾根が確認出来た。
この尾根は今歩いている尾根と近沢峠手前で繋がっている。
尾根上に3つも三角点があって計算してないが10キロ位距離がある感じだった。
来期にでも歩こうかな?


近沢峠手前のピークまでの上りが始まった。
最初だけ急勾配を60m程度上がる事になる。


近沢峠手前のピークに到着した。
本日の最高地点でもあった。
残念ながら殆ど展望は、なかった。


ここで3枚上の西側の尾根と繋がった。
パッと見、西側の尾根方面の方が踏み跡が濃いように見えた。


道型が現れ極端にルートが明瞭になってきた。
古道だろうか?


スタート地点以来のアスファルトが見えてきた。
ここが最終目的地の近沢峠になる。


左右どちらに下りるか迷ったが右側から下りてみた。


峠には祠と旧道開設の石碑が立っていた。


続きをやるかは未定だが取り付きポイントを探したが丁度いい場所が見当たらなかった。
後から調べると左に100m位行った所にあるそうだ。


帰り際、いい取り付きポイントを発見する。
主尾根まで行ってるかは不明だが小尾根になら簡単に乗れそうだ。


駐輪地に到着した。
本日の山歩きと言うか閑馬岩峰群走破完了である。








実は今回のルート、途中で断念したらお蔵入りさせようと考えていた。^^
結果的にそんな心配も忘れる位、アッサリと通過してしまったけどね。
ただ、これは先人の記録があったから殆ど苦労しないで歩けたが予備知識等なかったら第1峰で引き返したかも知れない。
どちらにしても閑馬岩峰群、軽い高所恐怖症の私が全く恐怖を感じる事なく通過出来るレベルだったとだけ言っておこう。

歩行距離/9km|累積標高差/+893m -910m
所要時間(休憩含)/5時間50分(8:10〜14:00)|出会った登山者/0人
EC-03走行距離/13km|累積標高差/+257m -240m|消費電力/約45%(一部パワーモード)

カメラ/LUMIX DMC-LX5
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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