作成者/管理人   2014年12月上旬実行
鳩ノ巣城山〜鍋割山〜大岳山〜鋸山〜天地山



奥多摩のマイナーな尾根を中心に歩いてきた。
今回のルート、ぐぐればそれなりに歩いてる方が居ると予想したがゴロゴロ居た。^^
さすがに奥多摩は都内からのアクセスがいいだけあって藪山でも段違いに人が入っていた。
私が良く訪れる栃木・群馬の地味な山域とは大違いである。w
でも平日だと人っ子一人見かけなかったけどね。(非正規ルートでの話)

ルート/鳩ノ巣駅⇒鳩ノ巣城山⇒大楢峠⇒鍋割山⇒鍋割山分岐⇒大岳山荘⇒大岳山⇒鋸山⇒天地山⇒林道出合⇒舗装路出合⇒駐車地



 



本日は鳩ノ巣駅からスタートである。
奥多摩駅付近に車を置いてここまで電車で移動した。
この駅(逆側)は良く○中○でお世話になっている。
今年だけで4回も利用させてもらっていた。^^


最初はこの辺りを登る。
奥に見えるピークが城山かと思っていたが検証すると違っていた。


一旦、青梅街道に出る。


直ぐ青梅街道から離脱してこの細い車道を入って行く。


多摩川を渡る。
下の方には長閑な渓谷と古い感じの建物が見えていた。
昔にタイムスリップしたような眺めだった。


尾根の先端から少し進むと階段が見えてくる。
ここから取り付いた。


手入れした感じは、なかったがルートはハッキリしていた。
この時点で山仕事用の道なのかと思っていた。


峠みたいな地形の所で尾根に乗った。
この先は基本、尾根上を歩く事になる。


おっと、標識の残骸が落ちていた。
以前は管理された正規登山道だったようだ。
詳しくは調べてこなかったので軽く驚いていた。


巡視路の標識が出てきた。


巡視路の標識の先には鉄塔が立っていた。
後から地理院の地形図で確認すると尾根の横を電線が通っていた。


なので直ぐ巡視路とは別れる事になる。


鉄塔の所から100m程度標高を稼ぐと鳩ノ巣城山に到着である。


展望は殆どなかった。
辛うじて山頂にアンテナが立っている山が見えていた。
方向的に大塚山だと思われる。


鳩ノ巣城山でちょっと贅沢なおやつタイム。^^


鳩ノ巣城山の先は比較的に穏やかなルートだった。
途中、小さい祠があった。


新しい感じの林業関係の標識が設置されていた。
て言うか今年になってから設置されたものだった。


この標識の所で一般道と接続する。
一応、城山の案内が出ていたが山と高原地図にはルートは記載されていない。


当たり前だが一般道はルートが明瞭だった。
ただ、王道ルートでは、ないのであまり登山者は来ないと思われる。


何やらロープが張られていた。
これは画像中央の大木が倒れる恐れがあるからだ。


大木の所は分岐点になっていた。


つ〜か、そこが大楢峠だった。
この先、正面の尾根を上がろうかと考えていたが急だったため取り付きポイントを探しながら御岳山方面へ進む。


この傾斜が緩くなっている所から取り付いた。


少しだけ強引に尾根に上がる。
尾根上は踏み跡らしい踏み跡は見当たなかった。
歩き易そうな所を探しながら上へ上がる。


ピンクの目印が付いていた。
薄いトラバース気味の踏み跡も出てきた。


やがてルートは尾根上になり踏み跡もハッキリしてくる。
それと辺りは何時の間にか植林地になっていた。


ぽつんと石碑が置かれていた。
年代は、それほど古くない感じだった。


鍋割山手前の小ピークに本日、2個目の祠が置かれていた。


鍋割山まで後、僅かと言う所で若干勾配がキツクなる。


※オンマウスで逆方向からの画像
逆方向から来た時のために注意を促す案内が付けられていた。


鍋割山に到着した。
ここから当分の間、一般道を歩く事になる。


鍋割山からは、これから登る大岳山が見えていた。


鍋割山を下りて行くと左方向に登山道があった。
これは鍋割山の巻き道だった。


次の分岐が山と高原地図に載っている鍋割山分岐と言う場所になる。
ここを左方向に進むとサルギ尾根や御岳山へ至る。


これより岩場だそうだ。
難易度は初級以下だった。


ちと分かり辛い画像だが関東平野が見えていた。
私が気付いた範囲では本日、最初で最後になる。


沢山、鎖や階段が設置されていた。
必要性は殆ど感じなかったが谷側が崖の所が多かった。


廃墟一歩手前の建物が現れた。
これが大岳山荘になる。
山と高原地図によると休業中になっていたが今のままだと確実に閉鎖だろうね。


大岳山荘の所が馬頭刈尾根方面との分岐だった。


大岳山荘の直ぐ先が大岳神社になる。
特徴的な狛犬が置かれていた。


大岳山の手前は岩だらけだった。
因みに危険箇所は全くない。


大岳山に到着した。
大岳山は奥多摩三山の1つで私に取っての最後の奥多摩三山だった。


大岳山からの景色である。
間違いなく奥多摩三山中、最高の眺めになる。


久々にパノラマ画像もどうぞ。


登山者が沢山居て思いっ切り、気が進まなかったが大岳山でランチにした。
平日でも10数人居たのだから土日は3桁とか行く事もあるんだろうね。(苦笑)
山頂からマトモな画像を写すのは先ず無理だと思われる。
間違っても休日は近づいちゃいけない山かもね。


そのまま逆側のルートを進む。
この先、少し急で滑りそうな所が数箇所あった。
ゆっくり下りれば全然問題ないが。


急勾配が終わると分岐になる。
左に進めば大岳山や大岳神社を巻いて馬頭刈尾根方面へ行けるようだ。


※オンマウスで通行止箇所拡大
分岐には通行止めの案内が出ていた。
多分、大岳神社の分岐にも同じものが出てたと思われる。


馬頭刈尾根方面との分岐の先は極端に歩き易くなる。
小ピークを巻いている所が多く距離を稼げた。


もしかするとMTBの推奨コースなのかもね。


オキノ岩山と言う標識が立っていた。
明らかに有志が設置したものになる。


オキノ岩山の北側には濃い踏み跡と目印が見られた。
地形図を見ると歩ける感じで家へ帰ってから調べる予想通りだった。^^


鋸山の巻き道との分岐である。
ここには去年の8月に1度来ていて今回で2回目になる。


急勾配を上がって鋸山に到着した。
当然、ここも2回目だった。


鋸山を下った所が反対側の巻き道との分岐になる。
前回は左方向から来たが今回は正面のルートを進む。


この標識の所からまた非正規ルートに入る。
標識に手書きの案内が書かれているのかと思っていたが何も書いていなかった。


石碑だか杭だか判別出来ないものが現れた。
ここを左方向へ進む。
この直後が少し藪ぽかった。


正面に尖った感じの山が見えてきた。
これが本日の最終目的地、天地山である。
一旦、下って。


上り返す。
この時点で結構岩が見えているがこの先は更に岩が増えおまけに傾斜が本日1番だった。(汗)


ロープが出てきた。
ロープの先がちょっとだけヤバそうな感じの場所だったので少し戻って右に移動したらすんなり通過出来た。
ヤバそうな場所には結構踏み跡が付いていたが無理やり行かずに横や後ろへ移動するのが有効だと言う事を学習したよ。^^


天地山に到着した。


天地山は西側だけが開けていた。


休憩したい所だが先の状況が良く分からなかったのでさっさと下山する。
上りが岩だらけだったので嫌な感じがしていたが反対側は岩らしい岩は存在しなかった。
ただ、自分が思っていたより相当左に進路を取る感じだった。
基本、目印に従えば危なげなく下りられるはず。


植林地になるとルートは明瞭になってくる。


前半にも出てきたが奥多摩で良く見かける林業関係の標識が出てきた。


岩場でしかも上り返しである。
こう言う場所は天地山の先では、ここだけだった。


右下に建物が見えてきた。
そろそろ終盤のようだ。


地形図を見るとこの広めな平地の所が林道の終点になっていた。
パッと見、林道は何処にも見当たらなかった。


目印と踏み跡に誘導され右の斜面を下りて行く。


ここで林道に飛び出した。
このまま林道を使って下山する。


右に支線である。
下っていたのでそちらへ進む。


かなり遠くの方から狂ったような犬の鳴き声がしていたが正体は、ここだった。
多分、ここは正面へ進むのが正解のようだが私は右折してしまった。
それでちょっとだけ面倒な事になってしまう。


凄いものが捕獲されていた。
こんなのと山の中で鉢合わせになったら洒落にならないぜ。(汗)
数日後には牡丹鍋だろうか?(アーメン)w


民家が見えてきた。
後は安心して歩けるのかと思ったがそんな事なかった。(汗)
詳細は書けないがすいませんでした。m(_ _)m ペコリ


無事と言うべきか何とか舗装路に突き当たる。
やっと安心して歩ける場所に到達した。


ここで都道164号線に接続する。
この時点で日没の30分前だった。








なんとか日没の10分前に駐車地に到着した。
最後は安心安全を考えて一般道の鋸尾根を使って下山するべきだったかな。
それと思った以上に距離と標高差があったので日が短いこの時季に歩く行程では、なかったかも知れない。
冬場は、ちょっと物足りない位のルート設定で丁度いいのかもね。
日没ギリギリになった時などは何時もそう思うのだが中々改心しない管理人である。^^

歩行距離/16.7km|累積標高差/+1608m -1587m
所要時間(休憩含)/8時間30分(7:50〜16:20)|出会った登山者/20人位

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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