作成者/管理人   2014年8月中旬実行
飯豊連峰縦走2日目
 



3時半頃、目が覚める。
当然、外は真っ暗。
貸切なので遠慮しないでヘッドライトを点け朝食の用意を始める。
と言ってもお湯を沸かすだけなんだが。^^
今回、持ってきた朝食はアルファー米(白米)+アマノフーズのフリーズドライカレーや○○丼。(画像なし)
アマノフーズのフリーズドライ食品は半年位前に発見してこの旅から使ってみたが味は文句なしだった。
値段は各300円前後と少し高めだが重量と手軽さを考えたらもうレトルトのカレーとかを山に持って来る気になれないかな。^^

ルート/杁差小屋⇒鉾立峰⇒大石山⇒頼母木山⇒地神北峰⇒地神山⇒扇ノ地紙⇒門内岳⇒北股岳⇒梅花皮岳⇒烏帽子岳⇒御西小屋



 



小屋を出ると辺りは真っ白。
視界20mって所だろうか。
まぁ、雨が降ってないだけ良しとしよう。


多少、藪っぽかった。
藪っぽい所は大石山付近まで続く。


鉾立峰との鞍部まで来ると少しだけ霧が薄くなる。


鉾立峰に到着した。
標識は設置されていなかった。


地面を見ると木片が落ちていた。
もしかしたらこれが標識の残骸かも?


東方向が明るくなってきた。
どうも天気は回復傾向のようだ。


大石山に到着した。
大石山は分岐点にもなっていてここから飯豊連峰の順メジャールートになる。


大石山で行動食を口にする。
上の画像のものが1日分(日中)の行動食、全てになる。
去年の信越トレイルに持って行ったものと違い甘いものが少なかったので飽きるような事は、なかった。


GPSによると大石山は2枚上の標識がある所から少し進んだ所になっていた。
登山道があるのかと思っていたが踏み跡もなく近づく事が出来なかった。


頼母木小屋に到着した。


この小屋、シーズン中は管理人が常駐していて胎内市が運営しているそうだ。


トイレはバイオで全く臭いが漏れていなかった。
水場も管理棟の脇にあって杁差小屋に比べると大分環境がいい。
ただ、管理人さんの話によると2日間誰も泊まっていないとの事。w
飯豊連峰もこちら方面は秘境だと言っていた。
つ〜事は杁差岳より北は飯豊連峰のチベットですかね。w


それにしてもいい場所に建ってるもんだ。
木が生えてないので晴れていれば凄い景色が楽しめそうである。


何時の間にかガスが消えていた。
振り返ると杁差岳、それから朝一で登って鉾立峰、今朝までお世話になった杁差小屋も確認出来た。


正面には、これから登る地神山である。


頼母木山に到着した。
頼母木山には丁度、4人組の登山者が来ていた。


門内小屋に泊まり、私が先ほどまで居た頼母木小屋に本日泊まるそうだ。
まだ、時間が早いので杁差岳ピストンをやるべきと言っておいたがどうなったか。


続いての目的地、地神山北峰に到着した。
ここで天狗平からのルートと接続する。
この先からやっとメジャールートになる。


ガスってきた。
残念ながらしばらく白い世界だった。(汗)


地神山に到着した。
頼母木山付近からあんなに良く見えていたが完全に雲の中である。(涙)


景色は全くないがどんどん進む。
扇ノ地紙に到着した。
扇ノ地紙で天狗平からのもう一方のルートと接続する。


今回の従走路では珍しい巻き道と尾根道と分かれる場所になる。
私は左の巻き道を通ったがあまりいい道では、なかった。


門内小屋に到着した。
ここも頼母木小屋と同様で胎内市が管理している。
水を汲む予定だったがまだ十分な量、残っていたのでスルーした。


門内岳に到着した。
大体だが門内岳が本日のルートの中間地点だった。
区切りがいいのでゆっくり休憩した。


広い平原が続く。
後から知った事だがギルダ原と言う場所だった。


鳥居が見えてきて。


北股岳に到着である。
この先が荒れ気味の下り勾配で本日1番の難所だった。


北股岳からは秘湯マニアに有名な湯の平温泉抜けられるのだが現在は通行止になっている。


有名な石転び沢雪渓が見えてきた。
ガスでダメかと思っていたが辛うじて見えていた。
そうそう飯豊山を紹介するテレビ番組は、ここを上りで使う事が多く今月(2014年8月)放送した番組でもこの雪渓を歩いていた。
テレビでやる位だから気軽に歩けるのかと思っていたが結構、死者が出ているそうだ。(汗)


梅花皮小屋に到着した。


梅花皮小屋の水場で2L程度飲料水を補給した。
因みにこの水場へは、そんなに苦労しないで行く事が出来た。


梅花皮岳に到着した。
山と高原地図だと扱いが悪いので地味な山なのだろうか?


烏帽子岳に到着した。
こちらの山は山と高原地図でまあまあな扱いになっている。


烏帽子岳でガスが薄くなってくる。
くさいぐら尾根や。


石転び沢雪渓の末端が良く見えていた。


従走路は基本、尾根上を通っていたが烏帽子岳を過ぎると結構トラバース道が多くなる。


これから歩く尾根である。
昨日今日でここまで長い尾根を見るのは初めてだったかも知れない。


凄い積雪なのか日があまり当たらないのか長い雪渓が多くなる。


初めて飯豊本山が見えてきた。


雲で頂上付近が見えないが飯豊連峰の最高峰、大日岳である。
ここは主稜線から外れているのでピストン登山で歩く場合が殆どになる。
私も明日ピストンする予定になっている。


従走路を歩いている内にどんどん雲が取れてきた。
本日の宿泊地が初めて確認出来た。


とうとう飯豊本山がハッキリと顔を覗かせた。
2日連続でスーパー晴れ男の本領を発揮しちまったぜ!w


御西小屋から大日岳までの尾根も雲がなくなっていた。


※オンマウスで画像拡大
なにやら飯豊本山付近をヘリコプターが旋回していた。
時間的に荷揚げでは、ないのでテレビの撮影だろうか?


先ほどまで居た烏帽子岳から本日の宿、御西小屋までコースタイムがジャスト3時間だった。
思った以上に長い尾根で歩いてる最中は進んでる感じがあまりしなかった。


これが従走路で一番大きい池だったと思う。
御手洗ノ池と言う変な名前の池だった。


画像中央付近の雪渓を渡るのかと思ったが回避していた。
従走路で雪渓を渡るような所は、この時季だと1箇所もなかった。


標識によると天狗の庭と言う場所になる。
こっち側の景色より。


反対方向から見た方がそう言う雰囲気だった。


ちと分かり辛いが飯豊本山の右側に本山小屋が見えていた。


登れないが画像中央が天狗岳と言う山になる。
これを越すと御西小屋まで直線距離で500m程度だった。


御西小屋の手前には巨大な雪渓が残っていた。
7月中は雪渓歩きになったと思う。


本日の最終目的地に到着である。
コースタイムが10時間ちょっとだったので12時間以上かかると思っていたがなんとか12時間を切る事が出来た。





 



小屋に到着して直ぐに水場へ向かう。
昨日と同様、水場は4、50m高度を下げた所にあった。
昨日と違うのは、そのまま飲める普通の水場だった。
小屋へ戻り受付を済ませると1階に案内された。
本日、2階が団体さん(推定4、5人)で1階が単独行の登山者、私を含めて4人。
私以外全員食事が済んでるみたいでマッタリしていた。
日没が1時間後になったので昨日とほぼ同じメニューで1人宴会スタート。
30分もすると程よい酔い加減になってくる。
そうしてる内に辺りは薄暗くなり周りの方々は寝る準備を始めた。
私も1人宴会をお開きにしてシュラフに潜り込んだ。
日没の約1時間半前小屋に到着したがこれ以上遅いと時間的に厳しかったかも知れない。
雑魚寝スタイルの山小屋は遅くても日没の1時間半前までに到着するべきだと学習した管理人である。

歩行距離/16.4km|累積標高差/+1863m -1492m
所要時間(休憩含)/11時間40分(5:30〜17:10)|出会った登山者/15人位

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 14mm/F2.5
GPS/Garmin eTrex30
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



3日目につづく


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