作成者/管理人   2014年7月中旬実行
鴨沢〜石尾根〜奥多摩駅
 



先月実行した都県境尾根完全走破に続き、石尾根を最後まで歩いてきた。
ルートは山梨県の鳴沢から取り付いて七ッ石山直下のブナ坂まで行き、ひたすら石尾根を辿って奥多摩駅付近へ至った。
山と高原地図のコースタイムだと全て巻き道を通ったとしても10時間強。
多少余計な事をやって12時間弱と計算した。
まぁ、これ位の行程なら余裕と思っていたが予想を遥かに越える厳しい山行となってしまった。(汗)

ルート/鴨沢⇒小袖乗越⇒堂所⇒石尾根出合(ブナ坂)⇒七ッ石山⇒高丸山⇒日蔭名栗山⇒鷹ノ巣山避難小屋⇒水根山⇒城山⇒将門馬場⇒六ッ石山⇒狩倉山⇒舗装路出合⇒駐車地



 



今回のコース、バスが利用出来ると言う事で歩き出す前にバスを使った。
奥多摩駅から出発点の鴨沢バス停まで40分弱の行程だった。
当日は平日でしかも朝1番だったので最初から最後まで貸切だった。^^
平日休みの特権を朝から体感しちまったぜ。w


バス停から5m程度、塩山方面に進み標識に従い右折する。


次の分岐は左折。


登山道は民家の脇を通っていた。
奥に車が停まっていたので一応車道も兼ねてるようだ。


また、分岐である。
ここからは当分分岐がなかった。


やっと山道になった。


小さな家があった。
現在は人が住んでる雰囲気では、なかったが電気が引かれているので以前は住人が居たと思われる。


舗装路に飛び出した。


右側を見ると駐車場だった。
売地の看板が立っていたがここが登山者用の駐車場になる。
スーパーレアな私の前トランポの色違いが停まっていた。^^


舗装路を少しだけ歩くと正式な登山口が見えてくる。


登山道は序盤、尾根伝いの緩い上りだった。


廃屋である。
最初、山小屋かと思ったが普通の民家だった。


確か石尾根に出るまでの唯一の祠になる。
年代は見なかったがそれなりに古いものだと思う。


登山道の脇に水場があった。
山と高原地図によると水場は山側に少し斜面を上る感じになっていた。
多分、そこから引いていると思われる。


登山道は、やっと尾根上になった。


つ〜か、そこがチェックポイントの堂所だった。


段々、勾配が増してくる。


久々に分岐になった。
ここは、どちらを通っても雲取山・七ッ石山に至るのだが今回の目的は、あくまでも石尾根完走なので直進方向へ進んだ。


今年になってから架け替えた感じの桟橋である。


また、分岐が出てきた。
山と高原地図を見て知っては、いたが七ッ石山付近は細かいルートが沢山通っていた。


やっとここで石尾根に接続した。
先月、雲取山に登った時は左方向から来て直進方向の唐松谷林道(登山道)に抜けている。


前回来た時は全く気付かなかったが分岐にはブナ坂と言う名前が付いていた。
それでは長い長い石尾根を歩くとしよう。


七ッ石山までの上りは若干勾配がキツ目だったが細かく切ってあって無理なく歩く事が出来た。


最初の目的地である七ッ石山に到着した。
と同時に本日初の三角点をゲットだぜ。


展望は、いいと聞いていたがまあまあって所だろうか。
雲取山の頂上付近が微妙に見えなくて、ちと消化不良である。
七ッ石山で休憩予定だったが平らな日蔭が見当たらなかったので先へ進む。


何やら小屋が現れた。
山と高原地図によると七ッ石神社だそうだ。
この画像では分かり辛いが大分劣化していて数年後には倒壊する可能性が高い。


七ッ石神社の直ぐ先にいい日蔭があったのでおやつタイム。


続けて2箇所、分岐が出てくる。
どちらも七ヶ石小屋へ至るルートになる。


右方向に展望ポイントである。
先ほど登った七ヶ石山の頂上より素晴らしい景色だった。


忙しいがまた分岐が出てきた。
ここを右折すると峰谷と言う所に抜けられる。
難路では、ないが多分歩く登山者は少ないんじゃないかな?


左方向に薄い踏み跡が付いていた。


あ〜、ここから高丸山に行けるのか。
既に疲労を感じていたが標識を見てしまったので高丸山へ足を向けた。


高丸山に到着した。
なんやかんや100mも標高を上げないと来られない場所だった。(汗)
標識を探すが見当たらず。


下山しようかと思った矢先、倒れてる標識を発見した。
それほど劣化していないので人為的に倒されたのだろうか?


景色は多少程度で100m上がってきた苦労は、あまり報われなかった。


高丸山を下って行くと右に巻き道が見えてくる。
接続したい気持ちの方が大きかったがそのまま尾根道を進む。


日蔭名栗山に到着した。
なんか山と高原地図に掲載されている名前と微妙に違っていた。
高丸山と同様でここも約100mの上りだった。


日蔭名栗山を下って行くと正面に鷹ノ巣山が見えてくる。


ここで巻き道に接続する。
多分、高丸山と日蔭名栗山に行った場合、巻き道の1.5倍程度は、かかると思う。


鷹ノ巣山避難小屋に到着した。


※2011年11月の画像
ここへ来るのは人生2回目になる。


鷹ノ巣山避難小屋でランチにした。


食後、避難小屋の内部をチェックしてみた。


詰めれば10人程度、快適人数は6人までかな?
今回のコースを雲取山まで行ってここで1泊すれば無理なく石尾根歩きを通しで出来ると思う。
多分、そう考える登山者が多そうなので平日に行ける方以外には、あまりお勧め出来ない。


鷹ノ巣山へは行かないで巻き道を進む。
2週連続でマトモに歩いていなかったのでこの時点で大分足にきていたのだ。(汗)


※2011年11月の画像
まぁ、3年前に登っているので心置きなくパス出来たけどね。^^


※2011年11月の画像
ついでに鷹ノ巣山からの素晴らしい景色もどうぞ。


あっ、何か居る。


振り向いた。


全く逃げないぞ。^^


更に近づくとむくむくっと立ち上がりとぼとぼ歩き出す。
その後は左側の斜面に上り、じっとしていたので素早く脇を通り抜けた。


この分岐を左折しする。


直ぐ先で尾根道と接続する。


※2011年11月の画像
1枚上の場所を鷹ノ巣山方面から写した画像になる。
その時は右折して榧ノ木尾根で下山した。
因みに上りは浅間尾根を使っている。


尾根道に接続して少し進むと水根山になる。


水根山には凄く綺麗な山名板が付けられていた。
民芸品みたいで完成度は今まで見た山名板の中で最高レベルだった。


続いての目的地は城山である。
ここは山頂部が細長く標識を中々発見出来なかった。


次は将門馬場と言う変わった名前の場所へ向かう。
ここはちゃんとしたルートがなく踏み跡も薄かった。


ここも標識を探すのが少しだけ苦労した。
山頂っぽくない名前と同様で山頂らしい場所では、なかった。


正規ルートに接続。
後から気付いた事だが水根山の手前で別れた巻き道と尾根道は、この手前で合流していた。


六ッ石山の手前は地形がなだらかで六ッ石山へ楽に上がれるのかと思っていた。
しかし、地形図と大分違っていて直登出来ない位の急勾配だった。
どうしようかと思ったが標高差が精々30m位だったので無理やり上がってみた。


だだっ広い場所に至る。


そこが六ッ石山の山頂だった。


山と高原地図には展望があるとは書かれていなかった西側が多少開けていた。


六ッ石山で最後の休憩&おやつタイム。


もう何回目だろうか、また石尾根に接続。
六ッ石山からここまでは地形図通り緩い傾斜だった。


また、脇道に入る。
踏み跡は、それなりに付いていたが案内もなく非正規ルートになる。


東京農大の演習林になった。


その少し奥が狩倉山の頂上だった。
スーパーチープな標識が付けられていた。
景色は全くなかった。


正規ルートに復帰して後は余計な事をしなかった。
結果的にそうなったのだが。


通るつもりは、なかったが右側のルートは崩落していて通行止めだった。


写ってないが谷側に真っ黒い野生動物を発見。
鈴の音に反応して下の方へ逃げて行った。
身のこなしからして9割9分、熊だと思う。(滝汗)
三ノ木戸山に登ろうかと考えていたがそう言う気分では、なくなってしまう。


終盤に近づくと登山道は、かなり荒れていた。
状態がいい所を探しながら歩く。


この分岐は山と高原地図には出ていなかった。
さっき崩落していて通れなかった登山道の末端にでも繋がるのかな?


神社である。
山と高原地図に載っている稲荷神社だと思われる。


神社の直ぐ先には石仏が2体、置かれていた。


やっと下界が見えてきた。
残りの標高差100m位だろうか。


長かった石尾根もフィニッシュが近づいてきた。


ここで舗装林道に接続した。
後は舗装林道を歩くだけかと思っていたが少し違っていた。





 



舗装林道に出た後も2箇所ほどショートカットが目的の登山道が存在した。
何も考えないでそれをトレースしてしまったが当日は足が限界で非常に辛かった。(汗)
間違いなく舗装林道を通るべきだったかな。
先週は山なし、先々週は荒神山と2週連続でマトモな歩きが出来なかったので今回はホント辛い山行だった。
やっぱ、継続して歩いてないと長めのコースは厳しいと学習した管理人である。(苦笑)

歩行距離/27.2km|累積標高差/+1733m -1925m
所要時間(休憩含)/11時間50分(6:30〜18:20)|出会った登山者/20人位

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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