作成者/管理人   2014年6月中旬実行
長沢背稜〜天目背稜 2日目
 



まだ暗い時間帯、ウトウトしているとお隣さんがガサガサと帰り支度を始める。
その10分〜15分後に小さな声で「お先に失礼します」と言って小屋を出て行った。
前日、何処から来て何処へ向かうのか聞いていなかったので行動パターンが全く読めない。
天目山で日の出を見るのだろうか?
それとも山を下りてそのまま仕事にでも行ったのかな?^^
私も少ししてからシュラフから這い出る。
時計を見ると4時を回ったばかりだった。

ルート/一杯水避難小屋⇒蕎麦粒山⇒仙元峠⇒大楢⇒川俣(駐輪地)



 



朝食はカロリーメイト2箱で手早く済ませようとしたが折角、貸切になったのでカップラーメンを食べた。
シェラカップしかないのでこれでお湯を沸かしたが全然問題なかった。
勿論、2回沸かさないとダメだったけどね。


昨日は先客が居たため写せなかった避難小屋の内部である。
詰めれば15人位寝られるそうだ。


来た時より綺麗にして本日の活動開始である。
一晩お世話になりました。m(_ _)m


前日は正面から来たが本日は右方向へ進む。


小屋から5分程度で一杯水に到着した。


昨日、酉谷山の避難小屋で汲んだ水がかなり残っていたので500mlだけ補給した。


この辺りは雰囲気のいいトレイルだった。
都県境尾根で1番気持ちのいい場所かも?


山崩れ進行ポイントとでも言うべきか?
大雨が降るたびに侵食が進むんだろうね。


下は、こんな感じになる。
落ちたとしても死ぬような場所では、ないかな。


この標識の右側は歩けそうな尾根だった。


そこそこ踏み跡も付いていた。
後から山と高原地図で確認すると棒杭尾根と言う尾根で難路扱いだが一応ルートが掲載されていた。


GPSだとここが仙元峠になっていた。
地形からしてもその通りなんだが仙元峠は1段上になる。


少し進んだここからも仙元峠へ行ける。
蕎麦粒山の帰りは、このルートを使った。


ここから巻き道と別れ蕎麦粒山の山頂を目指す。
1枚上の場所から20m程度しか離れていなかった。


※オンマウスで2012年7月の画像
蕎麦粒山に到着した。
と同時に都県境尾根歩きが完結した。
とうとう、東京の背骨を縦断しちまったぜ。^^


1度来ているから知っては、いたが頂上からの展望はイマイチ。
小休止後、下山に取り掛かる。


従走路に戻る。


直ぐまた従走路と離れる。


仙元峠に到着した。
地形図を見ていて分かっていたが完全に山頂だった。


へ〜、昔は秩父と多摩を結ぶ唯一の峠だったんだ。
こう言うのを見てしまうと凄くありがたい場所に思えてくるよ。^^
だけど山頂とされてないし巻き道もあるので多くの登山者はスルーする場所なんだよね。


仙元峠からは100%近くが下り勾配になる。


新しい感じの標識である。
このタイプを数箇所で見かけたが壊れたものばかりでちゃんとしたやつは、これだけだった。


この辺りは踏み跡が薄めだった。
結構ルートが移動するので油断していると変な方向へ行ったしまう可能性が高い。


何やらパソコンで作ったような標識が出てきた。
それの情報によると近くまで作業道が来ているそうだ。


尾根がハッキリしてくると格段に歩き易くなる。


急に右方向の視界が開けた。
画像だと気持ちのいい場所に見えるが前方が崖になっている。


山と高原地図に載っている大楢という場所になる。
ここから当分の間、尾根と離れる。


植林地の中をトラバース気味で進む。


有志とかで作ったと思われる標識があった。
右方向に進むと広河原谷に至るもよう。
広河原谷とは有間峠から舗装林道で下って最後のヘアピンの辺りになる。


巡視路の杭が出てきた。
て言うかこの先は全て巡視路と併用していた。


後半、このタイプの標識を数箇所で見かけた。


久々に尾根上を歩く。


最初の鉄塔に到着した。


鉄塔からは仙元尾根が見えていた。
左側のピークが蕎麦粒山だと思われる。


間違いそうな支尾根にはロープが張られていた。


2つ目の鉄塔である。


何も考えないで鉄塔の下を真っ直ぐ進むとルートから外れてしまう。


強引に尾根に復帰する。


この辺りに三角点があるはずなのだが?


あったあった。
ルートの2m位右の所で三角点(843.5m)を発見する。


少し疲れが出てきたので三角点で休憩&おやつタイム。


3つ目の鉄塔である。
ここまで鉄塔だらけのルートは珍しいね。


案内は、出ていなかったが右へ直角に曲がる。


1枚上の場所の目の前が最後の鉄塔だった。
地形図を見るとこれより先の鉄塔は天目山林道の反対側の尾根に建っていた。


急勾配になってきた。
ちと分かり辛い画像がルートは細かく切ってあった。


更に勾配がキツクなると階段が出てくる。


ここは足元が狭く崩れ気味だった。
落ちても大事には至らないが這い上がるのが面倒なので慎重に通過した。


下に建物が見えてきたと言うか地上が目前となった。


お〜、何時も利用させてもらってる駐車場である。
丁度、市営バスが来ていた。


ここで平地に下り立った。


振り返ると浦山大日堂である。
初めて見たが中々立派な作りだった。


ワールドカップ開催中なのでゴ〜ルって所だろうか。





 



予想は、していたがEC-03に乗ってスタート地点の三峰神社駐車場に戻る事が出来なかった。
正確に言うと三峰観光道路の途中でバッテリー切れになりそうだったので最終バス停(秩父湖)までしかEC-03を使わなかった。
それにしても昨日、酉谷避難小屋に宿泊していたらスケジュール的に相当厳しかったと思う。
次のバスまで約3時間あったので今回の便に乗り遅れたとしたら長い舗装路歩きが最後に待っていた事になる。(汗)

歩行距離/9.6km|累積標高差/+302m -1277m
所要時間(休憩含)/4時間50分(6:10〜11:00)|出会った登山者/0人
EC-03走行距離/29.4km|累積標高差/+402m -330m|消費電力/約70%

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 14mm/F2.5
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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