作成者/管理人   2014年1月中旬実行
境界尾根を辿って臼入山(細窪山)に登る



前回と同じようなタイトルになってしまったが今回は小川町と寄居町の境界付近を通って臼入山(細窪山)へ登った。
今回歩いた所も前回同様、地形図を見ていると簡単に思い付くルートになる。
前回と決定的に違うのは前回以上に念入りにネットで情報を探したが何処にも出ていなかった。
笠山に比べる臼入山は相当マイナーな山なので取り扱ってるサイト自体が極端に少ないからかも知れない。
まぁ、尾根が続いている事だしと軽い気持ちで実行したのだが…

ルート/小川げんきプラザ駐車場⇒旧国道254号線⇒取付ポイント⇒291m標高点⇒322m標高点⇒準登山道出合⇒臼入山(細窪山)⇒準登山道離脱⇒作業道出合⇒勝呂入山線⇒旧国道254号線⇒小川げんきプラザ駐車場



 



ちょっと余計な舗装路を歩かなければならないが車を安心して停められるげんきプラザの駐車場を使わせてもらった。
少しの間、旧国道254号線を歩く。


八高線の手前を右折して旧国道254号線から離れる。


八高線を渡り、線路に沿って北西へ向かう。


ここから取り付く。
何やら車両進入禁止の標識が立っていた。
因みに二輪車はOKとの事。


二輪車は通れるそうだが石が転がっていて勾配もやや急なので大型バイクとかは怖いかも。


巡視路の入口があった。
これを利用させてもらった。
お〜、奥にガードレールが見える。
正真正銘車道なんだね。


直ぐ鉄塔が現れた。
その先へ進もうと思ったのだが…


藪だらけで10m進むのに5分以上かかってしまう。(汗)
踏み跡も見えなかったのでこれ以上進めないと判断、引き返す事にした。


一旦舗装路へ戻る


違う方法を模索した結果、舗装路の終点まで進みバリケードの向こう側へ行ってみた。


舗装路が終わりになるとなんとなくだが踏み跡があったのでそれを追ってみる。
やがて谷になり何故か手前より踏み跡が濃くなってくる。


境界尾根は右方向なんだが踏み跡を追うと左側の尾根に誘導される。
この画像の通り藪は濃かった。
藪を掻き分けながら上へ上がって行く。


尾根がハッキリしてきた。
と同時に藪も減ってくる。


境界尾根に到達した。


最初に取り付いた鉄塔の方を見ると凄い藪だった。
早めに諦めて正解だったみたいである。


その後も多少藪が出てくるが踏み跡を追うと上手く藪を避けられた。


歩き易くなってきた。
少しであるがスピードアップする。


突然、目の前にスッキリした空間が現れる。
そこが291m標高点だった。
画像の通り2つの祠が置かれていた。


祠は昭和十年代のものと江戸時代のものだった。


東側には参道があって今でも信仰があるようだ。
家へ帰ってからウォッちずで確認すると下に集落があった。
その辺りの住民が訪れるものと思われる。
丁度、上の方に載っている八高線の踏切から真っ直ぐ進んだ所になる。


スタートしてから2時間以上経っていたので291m標高点でおやつタイム。


291m標高点から大分藪が無くなりルートも明瞭になってくる。


322m標高点に到着した。
ここは291m標高点と違い何もない場所だった。
この後、ちょっとしたミスを犯してしてしまう。
地形図を見ると尾根が広かったので何も考えないで適当進んでしまったのである。
そのお陰で藪地獄に嵌ってしまう。(汗)


15分から20分位藪と格闘しただろうか、やっと藪から開放された。
明らかにその場所がルート上だった。
落ち着いてルートを見極めればいいのに無駄に藪山の洗礼を受けてしまった。(反省)


この手前で巻き道と尾根道に分かれていた。
踏み跡の濃さは同じ位だったので楽そうな巻き道を選択したのだが。


それが大失敗で倒木が凄かった。(汗)
手前の方でこれが出てくれば引き返して尾根道に変更したのに。。。
しかし、もう少しで臼入山へ至る登山道だったので無理やり上へ移動する。


ようやく臼入山に至るルート上(準登山道)に乗った。
ここからは少しの間だが去年も歩いた登山道になる。


準登山道に接続して5分程度で臼入山(細窪山)に到着した。
頂上には唯一見かけた単独行の登山者が来ていた。


景色は相変わらず大した事なかったが折角なので載せるとするかな。


少し風が強かったので避けられる場所を探してランチにした。
実はこの後、官ノ倉山まで行って藪山ルートを更に開拓する予定だった。
しかし、臼入山までの行程がかかり過ぎたのと藪疲れで予定を変更した。^^


臼入山からは官ノ倉山方面へ進む。
画像の場所は去年の2月の登山で使った場所になる。


おっと、1年前には、なかった標識が新たに付けられていた。
同じルートを通っても面白みがないので今回は、ここを使わなかった。


更に官ノ倉山方面へ進みこの標識の所から左へ入る。


下の方に林道と言うか作業道が見えていた。
これって何処から延びているのだろうか?
この時点では分からなかった。


やや急勾配だったが目印が結構付いていた。
それなりに歩く人が居るようだ。


目印を追うと歩きたかった尾根からドンドン離れる一方だった。
なので右方向にトラバースして軌道修正する。
すると先ほど上から見えていた作業道が目の前に現れた。
尾根歩きを続けたい気持ちもあったが後、50m下ると舗装林道に下りられる事が分かっていたので作業道を探索する事にした。


作業音がしないので誰も居ないのかと思っていたが作業員の方が2人来ていた。
涼しい顔でその脇を通ったが何も言われないどころか目も合わせようとしなかった。^^
林業従事者は人畜無害な登山者には、あまり興味がないようだ。


ここでダート林道に接続する。
なんか見覚えがあると思ったら勝呂入山線だった。


※オンマウスで2012年12月の画像
勝呂入山線を下って行くとバリケードのグレードが少しだけアップしていた。


旧国道254号線に接続して駐車地に向かう。








今回歩いた藪山、予想以上に厳しいルートだった。
今まで歩いた藪山の中で多分一番の難路だったと思う。
大概、尾根に上がってしまえば誰かが歩いているので厳しい状況には、ならないんだけどね。
それだけ歩く人間が少ないと言う事だろうか?
まぁ、本来整備されていない山と言うのはそんなものなのかもね。
今後、情報の乏しい藪山へ入る時はもう少し覚悟を決め気合を入れて臨むとしよう。^^

歩行距離/10.1km|累積標高差/728m
所要時間(休憩含)/5時間50分(8:40〜14:30)|出会った登山者/1人

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin eTrex30
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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