作成者/管理人   2013年5月中旬実行
社山南尾根(馬鹿尾根)



日光を代表する山と言えば登山をやらない人も知っている男体山だと思う。
その男体山より展望が素晴らしいと評判の社山に今回登ってみた。
ルートは足尾から連なる社山南側の尾根(通称馬鹿尾根)から上がって行き、定番の阿世潟峠→歌ヶ浜と縦走した。
社山の頂上付近は勿論の事、そのほかも高展望が望める場所が多く、歩く前から期待だけで胸が一杯だった。

ルート/銅親水公園駐車場⇒安蘇沢林道取り付き地点⇒久蔵雨量観測局⇒1182.3m三角点⇒1568m標高点⇒社山頂上⇒阿世潟峠⇒阿世潟⇒歌ヶ浜駐車場



 



この付近の山をレポしているWebサイトに必ずと言っていいほど出てくる銅親水公園駐車場である。
ここが本日のスタート地点になる。


銅親水公園はカーナビで見ると川の向こう側になっていた。
車道がないのでおかしいな〜と思っていたが橋を渡って行くようになっていた。


銅親水公園駐車場から1段上がった所で県道250号線から伸びる道路に接続。


1枚上の画像の直ぐ先にはゲートがあった。
歩行者なので右側のバーを跨いて進入。


直進方向に進む。
ここからダートになった。


この分岐もこの辺りの扱っているサイトでお馴染みだね。
右が久蔵沢林道で左が安蘇沢林道になる。
安蘇沢林道を進む。


目の前に山が現れた。
この山から上がって行くのだが角度的に全然無理でそのまま安蘇沢林道を進み取り付きに適した場所を探す。


ヘアピンカーブを過ぎた所に目印が付いていた。
ここから取り付いた。


目印は細かく付いていた。


登山ルートも細かく切ってあって非常に歩き易かった。


鉄の杭が打ってあった。
この時点で誰かが勝手に作ったルートではないと分かった。


ここで尾根に乗った。


尾根は少しだけ勾配があったが歩き易かった。
ただ、踏み跡はあちこちにあって何処を歩けばいいか良く分からなくなった。
まぁ、尾根を外さない限るどうでもいい事だが。


前方に標識が見えてきた。


標識には久蔵雨量局順路と書かれていた。
そっか、整備された山道(尾根に上がるまで)はこれのお陰だったのね。


これが久蔵雨量局である。
ここを過ぎると人工的なものが殆どなくなる。


ガスが取れてきて大分周りの山が顔を出し始める。
足尾の山は初めてだが荒々しくてかっちょええ。


スタート地点も見えてきた。
既に300m近く上がっただろうか。


傾斜が緩くなってきた。
後から地形図で確認するとこの付近に三角点(1182.3m)があるみたいだ。


前方の山も顔を出す。
方向的に黒檜岳や大平山だと思う。


これは安蘇沢林道の奥の方である。
その内、バイクで走りに来ようかな。
でも、どうやってゲートを突破しよう?^^


先ほどから見えていた山(中倉山)のガスも完全になくなり凄い眺めになった。
ここもその内、登るとしよう。


小崩落。
一瞬、Web上で見かける崩落地点かと思ったが違っていた。


ここもどっかのサイトで見たなぁ。


ヒザ位の高さの小藪が出てきた。
この手前で踏み跡を見失ってしまう。


ようやく社山の全容が見えてきた。


あったあったこれが有名な崩落地点である。
それとこの画像を写している場所が1568m標高点になる。


社山が1800mちょっとだから後250m位になった。


崩落地点を見ながら。


おやつ&大休止。


崩落地点に近づいて下を撮影。
落ちても多分死なないと思うが這い上がるのはかなり厳しいそうである。


右の斜面に目をやると既にトレイルが出来ていた。


通過してから振り返って崩落地点を撮影。
こちらから見た方が崩落の規模がデカかった。
て言うか休憩した場所の横があんなに崩れているとは夢にも思わなかった。(汗)


崩落地点の先も小規模ながら崩れている場所が数箇所存在した。


岩が出てきた。
どこも簡単に巻けたけど。


頂上に近づくとキツイ上りはなくなる。


白根山が見えてきた。
今回歩いたルートから見えた山でここまで雪が残ってる山はなかった。


さっきから見えていたがこれが半月山になる。


殆ど勾配がなくなってきた。


社山に到着した。
一生懸命歩いてないが実質3時間半程度しかかからなかった。


頂上からはスタート地点が良く見えた。
朝は雲のお陰で社山を確認する事が出来なかったけど。


※オンマウスで大まかなルート表示
画像中央が崩落地点になる。
前半は山の陰に入ってしまったがそれ以外の殆どのルートを見渡せた。


足尾の山々とその後ろが県境の尾根だと思われる。


前回の赤城の山と違い貸切状態だったので遠慮なくここでランチにした。
やっぱ、頂上でのランチは最高に美味かった。^^


名残惜しいが午後から夕立の恐れがあったので早々に下山に取り掛かる。


少し下ると中禅寺湖が見えてきた。
本日、初めて見る中禅寺湖に感動。(正確には初めてではない)^^
社山に登る登山者の99.9%がピストン登山でこの感動は味わう事が出来ないんじゃないかな?


下りて行くに連れ景色が変わって行く。


噂通りの素晴らしい景色だった。
紅葉の時季なんかは圧巻だろうね。


それにしても男体山ってどっしりとした山である。


この平地の部分が戦場ヶ原になる。


白根山は、さっきも見えたので感動はなかった。


胸位まである笹薮が現れた。
これからの時季は更に背が伸びそうだ。


中禅寺湖で唯一の島、上野島が見えてきた。
平地からだと島に見えないんだよね。


珍しく上り返しである。
この付近だけアカヤシオが咲いていてそれ目当てに登山者が来ていた。


阿世潟峠に到着。


こちらがスタート地点の足尾方面になる。
後から考えるとここを進んだコース取りをした方が良かったかも?
ただ、EC-03を仕込んであったので。


阿世潟方面へ下る。


阿世潟峠からは階段になっていた。


勾配が緩くなると階段はなくなる。


ここで中禅寺湖を一周する登山道に突き当たる。


と同時に長い林道歩きの始まりとなる。


これが下から見た上野島になる。
上から見るのと大分違った印象だ。


唯一、撮影に成功した野生動物である。
鹿は沢山居たが猿はここでしか見なかった。


このゲートの少し先から舗装路に変わる。


男体山・中禅寺湖・釣り人、中々画になる。


歌ヶ浜まで舗装路歩きが続くのかと思っていたがここから遊歩道になる。


イタリア大使館の別荘か。
そう言えばどっかのサイトに載ってたっけ。


これがイタリア大使館の別荘になる。
外観がかなり変わっていた。


100m程度でまた舗装林道に復帰する。


ゲートの先で県道250号線に接続。


社山の頂上から約2時間、やっとゴールの標識が見えてきた。


歌ヶ浜駐車場に無事到着。
足尾からの社山縦走これにて走破完了。








今回歩いたルート、全ての面で最高の登山コースだった。
特に私は社山に登った事がなかったので人一倍そう感じた。
当初は楽して逆向きに歩こうと考えていたが足尾→歌ヶ浜で大正解だったと思う。
それにしても前半部分が非正規ルートってのが不思議でしょうがない。
歩き易いし危険を伴うような場所はなかったような?
それとも何方かの○有地を通っていて○権者と折り合いが付かないとか???
もし、正規登山道になればかなりの人気コースになるのは間違いない。

歩行距離/12.2km|累積標高差/+1217m -696m
所要時間(休憩含)/6時間25分(7:40〜14:05)|出会った登山者/3人
EC-03走行距離/27.7km|累積標高差/+318m -839m|消費電力/約50%

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin eTrex30
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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