作成者/管理人   2017年2月中旬実行
虎秀山〜越上山〜顔振峠〜大松尾根



顔振峠の南にあるマイナー尾根を2本ばかり歩いてきた。
どちらの尾根も山と高原地図には未掲載で元ネタは奥武蔵登山詳細図になる。
この付近、結構通っているがまだまだ歩き切れない状態である。
以前、飯能アルプスを踏破した時点でもう歩く所は殆ど残ってないかと思っていたが全くの認識不足だった。

ルート/東吾野駅(駐車地)⇒国道299号線歩き⇒小尾根取付⇒虎秀山⇒宝山(後口山)⇒舗装林道出合⇒登山道出合⇒越上山⇒雨乞い塚⇒顔振峠⇒登山道出合⇒大松尾根出合⇒丸山⇒舗装路出合⇒吾野駅



 



最初は国道299号線で秩父方面へ進む。
実は歩く前に東吾野駅から吾野駅へ電車移動する予定だった。
しかし、タッチの差で乗り遅れてしまい電車移動は後回しにした。
でも、この選択が絶妙な取り付きポイントを発見する事になった。


国道299号線を歩いてる途中、ルートと言うか濃い踏み跡とマーキングを右側に発見する。
GPSで位置を確認するとちょっと上がれば尾根が明瞭で等高線もそんなに混んでなかった。
ダメ元で入ってみる事にした。


序盤だけ少し勾配がキツかったが直ぐ普通に歩けるようになる。
踏み跡もずっと濃いままだった。


右側が植林になった。
植林は最近手入れしたみたいで植林地の割に明るい場所だった。


勾配が緩くなると完全に道になっていた。
最近どころか2、3日前に手入れしたと思われる
なんか凄くいいタイミングで来たみたいである。^^


ここで本尾根に接続した。


右方向を見ると回路になっていたがこの先の方で通行止めと言うか民家があって通り抜けが出来ないそうだ。


虎秀山の1つ手前の小ピークに到着した。
この先が少しキツめな下り勾配だった。


不自然に木が並べられていた。
通行止めのサインと思われるがこれじゃーその役目は無理だろう。


地形図通り、虎秀山への最後の上りは急勾配だった。
道型は、なかったので踏み跡を頼りに上へと上がる。


虎秀山に到着した。
広くもなく狭くもない山頂で展望は全くなかった。


地形図だと南西側の尾根が急勾配になっていたが実際には歩けそうな感じで目印も沢山付いていた。


虎秀山からは北へ進む。
画像の通り直ぐの所に鉄塔が立っていた。
ここは展望地で。


名栗方面と。


毛呂山方面の山々が見渡せた。


鉄塔からちょっただけ進むと巡視路との分岐になる。
最初の予定だとこの巡視路でここまで来ようと思っていた。


分岐には手作りの標識が付けられていた。
この後、一般道に接続するまで1つも標識を見掛けなかった。


穏やかな山道が多かった。
殆ど現役の植林地の中のルートで藪も倒木も全くなく異常に歩き易かった。


ここは小ピークなんだが地形図には描かれていなかった。
左方向が破線になっていたがパット見、殆ど歩く人が居ない感じだった。


448m標高点(宝山)に到着した。
ここはルート上から微妙に外れていて藪っぽい場所になる。


448m標高点の先が伐採地で。



南側が大きく開けていた。
都県境尾根付近がクリアーに見渡せた。
間違いなく本日1番の展望ポイントになる。


風の影響がなかったので伐採地でおやつにした。


左に標識が立っていたと言うか左からのルートと接続した。
ここから正規ルートなのかな?


今度は右にルートである。
このルート、山と高原地図の情報によるとこの後、歩く舗装林道に繋がっていた。


標識に従い右へ進む。
地形的に直進しても問題ない感じだった。


辺りが明るくなり鉄塔の横に飛び出す。
鉄塔を見上げるとこの通り。


電線が外されていた。
既に耐用年数が過ぎて役目を終えたのだろうか?


当然だが左に見える鉄塔の電線も外されていた。
地形的によるとこの付近、縦方向(南北)にも電線があるはずなんだが何処にも見当たらなかった。


ここで舗装林道に突き当たる。
ここから当分の間、舗装林道歩きになる。


舗装林道には1箇所、少し分かり辛い分岐があった。
黒山・鎌北湖方面へ進む。


舗装路を2キロ程、歩いただろうかようやく主稜線までやってくる。
左を見ると。


登山口だった。
また、ここから登山道に入る。


最初は岩っぽい尾根上のルートだった。
やがて作業道みたいなルートに接続する


作業道みたいなルートは逆方向にもルートがあった。
方向的に直前まで歩いてきた舗装林道から伸びているのは間違いないのだが完全に入口を見落としていた。


峠のような地形になった。
そこが。


越上山の登り口だった。
また、ここへ戻って来るのでザックをデポした越上山へ向かう。


頂上手前に展望地があった。
毛呂山方面や飯能方面を見渡せた。


越上山に到着した。
展望のない薄暗い山頂で最初から長居するつもりは、なかったがそそくさつ下山した。


登り口へ戻る。
丁度、単独行の方が越上山に向かう所で私と入れ違いとなった。


中途半端な場所にスカイツリーが見える展望地があった。
この日は、まあまあ空気が済んでるようで肉眼でそれを見る事が出来た。


唐突に建物と言うか神社が現れた。


実際には確認しなかったが山と高原地図の情報によると諏訪神社だった。


また、ここから非正規ルートに入る。
テープと濃い踏み跡が入口の目印になる。


手作りの標識が付けられていた。
私の気付いた範囲では非正規ルート上で唯一見掛けた標識になる。


踏み跡に従い進路を取ると古い感じの作業道に出てしまう。
取り合えず上に向かってる内は、この作業道を進もうと思っていたが結局最後までこれを歩く事になる。


ここで作業道は終りとなる。
雨乞い塚まで標高差20m位の場所だった。


パーッと正面が明るくなって雨乞い塚に到着である。
山と高原地図だと見晴台となっていた。
名前からしてベンチ位あるものと思っていたがそんなもの何処にも存在しなかった。


雨乞い塚からの景色になる。
標識によるとここは顔振峠の展望台と言う事になっていた。


景色を楽しみながら雨乞い塚でランチにした。


雨乞い塚を下って行くと右に登山道である。
地形図では実線になっているので作業道を利用したルートなのかな?


舗装路と民家(店舗)が見えてきて。


顔振峠に到着した。
顔振峠の詳細は、こちらになる。


顔振峠からの景色になる。
先程の雨乞い塚の平野の風景も良かったがやっぱ山好きには、こっちかな。


少しの間、舗装路を歩き、ここを左に入って行く。


直ぐの所を右折すると。


山道が始まる。
最初は作業道のようなルートだった。


ここから道は細くなると言うか登山道レベルのルートになる。


ここで登山道は尾根上になり左右、正面とルートは分かれていた。
私は、この後、正面に進んだんだがそちらだけ登山道では、なく巡視路だった。


数ヶ所、作業道が交錯していた。
基本、尾根上を進めば間違いない。


伐採地に飛び出した。
その先には鉄塔である。
この鉄塔も電線が外されていた。
地形図で確認すると最初の方に出てきたやつと以前は繋がっていた。


伐採地の先から藪っぽい場所や障害物が目立つようになり少し歩き辛くなる。
ルートも時々、不明瞭な箇所があったりした。


右下に作業道が見えてきた。
これは現役のものだった。


最後のピーク、丸山(357m標高点)に到着した。
切り落とされた枝が散乱していてあまり気分のいい場所では、なかった。
山名板を探すが見付からなかった。


丸山を少し下ると作業道の終点に飛び出した。
これは2枚上の作業道と繋がってるものと思われる。


左下に道路?である。
この時点で地上は近いと思っていたがこれは只の林道だか作業道で地上は、まだまだ先だった。


尾根の横を作業道が通っていた。
明らかに最近開通した作業道だった。


民家が目に入ると急斜面になる。
ルートらしいルートがなかったので立木に掴まりながらゆっくり下る。
上りの場合、作業道を利用した方が賢明かも知れない。


最後の方は右側が緩くなっていたのでそちらへ逃げればスムーズに下りられる。


作業道のようなルートに接続した。
これで出口へ向かう。


ここで舗装路に突き当たった。
後は吾野駅まで舗装路を歩いて東吾野駅まで電車移動である。








今回のルートを歩いて改めて主稜線(奥武蔵グリーンラインに近い部分の尾根)を先に片付けてしまった方が得策だと言う事が分かった。
当初は細切りに下の支尾根をやっつけながら徐々に最上部の主稜線を攻めようと考えていた。
しかし、取りこぼしが発生すると言うかコース取りが段々難しくなってきたのである。
几帳面に尾根を繋げる必要は、ないと言えばそうなんだが歯抜け状態にしておくのは、あまりにも気分が良ろしくない。
取り合えず次回、こちらへ来る時は主稜線歩きを最優先にしたコース取りをしようと思っている。

歩行距離/13.3km|累積標高差/+973m -998m
所要時間(休憩含)/6時間10分(7:20〜13:30)|出会った登山者/1人

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



           Copyright (C) yamatabi-diary. All Rights Reserved