作成者/管理人   2016年3月下旬実行
天久保山〜ツツジ山〜中井



奥武蔵のマイナー尾根を歩いてきた。
この尾根と言うかルート、前々回(長瀞アルプス〜宝登山+マイナールート)に歩く予定だったが道路事情により現地まで辿り着けず断念していた。
約1ヶ月前にレポの中で紹介した奥武蔵登山詳細図に掲載されているルート(上りのルートのみ)で半分以上が藪山になる。
奥武蔵としては距離が長いのでこの辺りに良く行くマイナールート好きは結構狙ってる方が居るんじゃないかな?

ルート/西吾野駅⇒取付(道路記念碑)⇒天久保山⇒513m標高点⇒三田久保峠⇒小都津路山⇒大都津路山⇒ツツジ山(刈場坂山)⇒刈場坂峠⇒二子山⇒867m標高点⇒729m標高点⇒駐輪地(中井)



 



道の駅果樹公園あしがくぼの第二駐車場に車を停め、芦ヶ久保駅から西武線に乗り、西吾野駅まで移動する。
西吾野駅から5、600m舗装路を歩いてここから取り付く。
道路記念碑が目印になる。


最初、谷筋にルートがあるのかと思っていたが倒木だらけで物理的に前へ進む事が出来なかった。
しょうがないので適当に上へと上がる。
考える事は皆、一緒のようで無数の踏み跡が付いていた。


数m上がるとルートの上に乗る。
これで西へと進む。


ここで尾根に乗った。
ただし地形図だと尾根っぽい場所では、なかった。


1枚上の場所からは国道299号線や小さな集落が見下ろせた。


ルートは尾根上では、ない場所を通っていた。
どうしようか思ったがまだ序盤なので無理せずそれに従った。


ここで右から来る尾根と言うか本尾根に乗った。
この先は基本、尾根上のルートになる。


どう言う意図で付けられているか分からないが数ヶ所ロープが張ってあった。
まぁ、普通に考えれば林業関係者が張ったんだろうね。


尾根は無数の作業道と交錯していた。
中には段差が高い所も存在した。


403.4m三角点に到着した。
山名板は、なかったが天久保山と言う名前だそうだ。


微妙に尾根上から外れていたが石碑を発見した。
私が気付いた範囲では本日、最初で最後のものになる。


時々、露岩が出てくる。
左に踏み跡が見えたので。


巻いてしまったが多分、正面突破出来たと思う。
逆側から見ると岩場の方へ踏み跡が付いていた。


尾根が細くなってきた。


ここは苔が付いていて少しだけ緊張した。
たったの1、2歩で通過出来る場所なんだけどね。


ちょっとしたピークで。


おやつ&小休止。


誰が設置したのか簡易的な標識が立てられていた。
申し訳ないが殆ど必要性がないかな。


ここで舗装路に突き当たる。
刈場坂峠手前、唯一の舗装路になる。
画像の通り、切り通しになっていてそのまま取り付く事は出来なかった。
なので舗装路を少し歩く。


100m程度、舗装路を歩くと階段を発見する。
当然ここから取り付く。


標識が見えてきてようやく一般道と接続する。
ただし破線ルートで標識が少く不明瞭な所も結構あった。
標識の表側にも書かれていたが三田久保峠と言う場所だった。


どの位の標高だったか忘れたが武甲山の頭の部分が見えてきた。
何時も思うがこの山が目に入ると何故だか嬉しい気持ちになってしまう。
やっぱ秩父に来たと実感出来る1番の存在だからだろうか?
近くで見ると傷だらけの可哀想な山なんだけどね。


確か628m標高点だったと思う。
この通り、作業道が通っていると言うかさっきからこれを歩いていた。


628m標高点にはデジタル放送のアンテナが設置されていた。
地形図を見ると左右に民家があるんだよね。


この標識の所から。


急登が始まる。


急登を上り切った所が小都津路山だった。
ここまでで厳しい上りは終りとなる。


小都津路山を更に上がった所が大都津路山になる。
でも、この標識には小都津路山と書かれているんだよね。
山と高原地図だと大都津路山となっている。


大都津路山の先は穏やかな地形だった。


ちと分り辛いが刈場坂峠にある別荘地が確認出来た。


ツツジ山に到着した。
この山、数個の呼び名がある。(刈場坂山・横見山・二子山など)


ツツジ山からの景色は、まあまあって所だろうか。
グリーンライン沿いの山や飯能アルプスなんかが見えていた。


辛うじて武甲山も見えていた。


ベンチが2つあったのでツツジ山でランチにした。


ツツジ山からは関東ふれあいの道になる。
何も考えないで作った階段が相変わらず酷い状態で全然違う場所を歩く事になる。(苦笑)


ここで舗装路と言うかグリーンラインに突き当たる。
左折した直ぐ先が。


刈場坂峠になる。
以前の記録で調べるとここへ来るのは2年半振りだった。


また、ここから登山道が始まる。
結局、100mもグリーンラインを歩かなかった。


最初のピークをスルー出来る巻道が存在した。
2年半前に来た時は全然気付かなかったよ。


ここを右折する。
直進すると正丸峠方面になる。


次のピークから非正規ルートに入る。
この場所、奥武蔵登山詳細図だと二子山となっていた。


ここ(867m標高点)を西方向へ下る。
一応、奥武蔵登山詳細図には未掲載の尾根になる。
検索しようがなかったので事前情報は得られなかったがヤマレコ辺りを念入りに調べれば載っているかも?


いきなり岩場が現れた。


進行方向左(南側)に進路を取ると簡単に岩場を通過出来た。(通過してから撮影)


最初、尾根上は植林と自然林の境だった。
植林の方に作業道とかがあればいいなと思っていた(逃げ道になるので)が最後まで見付ける事が出来なかった。


この辺りで尾根は広くなり2方向に分かれていた。
私は南西方向に進んだが北西に進んでもなんとかなりそうだった。


少し急になってきた。
でも、路面が柔らかかったのでポールを出す事なく普通に下りられた。


後少しで外界と言う所で尾根は細くなり岩っぽくなってくる。
真っ直ぐ下りられそうもないので。


左(南)から巻く事に。


岩場を通過してから撮影。
これじゃ下りるのは厳しいかな。


これが通過したルートになる。
完全に道になっていた。


ここで小ピークになる。
上の画像の通りアナログアンテナの残骸が立っていた。
この後、何も考えないで正面へ進む。


下の方に墓地が見えてきた。


墓地の脇には藁葺き屋根の廃屋である。
この時点で後は廃屋から直接道路へ出ればいいと思っていた。
しかし、廃屋からの出口は見付からなかった。(汗)


ちょっとだけ力技を使ってアスファルトに下り立つ。^^


国道299号線に突き当たり本日の山行は終わりとなった。








最後は上手い具合に切り抜ける事が出来た。
つ〜か、たまたま廃屋の隣が秋矢だったから助かったって事だけどね。w
一応、事前にストリートビューで辺りを確認したのだが改めて下山ポイントは慎重に見極めようと思った。
後から考えると最後の小ピークにアンテナの残骸があったのでそれのメンテ用のルートを探せば良かったかも知れない。
もう何年も使われてないだろうが踏み跡位は残っていたと思われる。

歩行距離/9.6km|累積標高差/+1154m -1013m
所要時間(休憩含)/6時間30分(8:10〜14:40)|出会った登山者/2人
自転車走行距離/3km|累積標高差/+1m -93m

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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