作成者/管理人   2015年8月中旬実行
オンベ松尾根(敗退)



詳しい理由は後ほど書くがオンベ松尾根で大日岳に登ろうとしたが途中撤退した。(泣)
今年の夏休みは去年の時点で朝日連峰縦走と考えていた。
しかし、飯豊のマイナールートを繋げて歩く事を思いつき直前で予定変更した。
この予定変更がそもそもの失敗理由なんだが複数の理由が重なった結果である。
なので悔しい気持ちより納得の行く敗退だった。

今回の山行の計画は初日が飯豊山荘付近の駐車地まで車で行き、積んでいったベンリィ号で実川(表紙の画像の場所)まで移動、長い林道を歩いて湯ノ島小屋泊。
2日目がオンベ松尾根で大日岳に登り御西小屋泊か時間に余裕があれば本山小屋泊。
3日目が飯豊本山からダイグラ尾根で駐車地まで行く。
4日目が実川に停めたベンリィ号を回収して家へ帰る。
結局、2日目の極早い時間帯で撤退となった。

ルート/駐輪地⇒長い林道歩き⇒湯ノ島小屋⇒撤退ポイント⇒長い林道歩き⇒駐輪地



 



スタート前、マッタリおにぎりを食べていると急に雨が降ってくる。(汗)
この後も雨が降ったり止んだりの不安定な天候だった。


※翌日の画像を使用
いきなりこの林道で最も特徴的な場所である長い長いトンネル(長さ1キロちょっとあって通過に10分以上かかる)まで飛ぶ。
この手前も何時ものごとく大量に画像を撮ったのだが防水カメラ(リコーPX)を無くしてしまったのである。(多分、湯ノ島小屋に置いてきた)
もし、拾った方が居れば何処の警察でもいいので届けて頂いて私にメールをして下さると大変ありがたいです。
画像を使って説明出来ないがこの林道、小規模な水力発電の施設があって頻繁に人が入るようで良く整備されていた。
当日も草刈のため、作業員の方が4、5人来ていた。


約3時間かかって湯ノ島小屋に到着した。
私は、てっきり林道の脇にあるものと思っていたが数10m入った所に建っていた。
噂通り綺麗な小屋で予想は、していたがこの日は貸切だった。


湯ノ島小屋の水場は小屋の直ぐ後ろにあった。
雨の影響だと思うが不純物が結構浮いていて1年振りに携帯浄水器を登場させた。
この後、何もやる事がないので日没後、直ぐ寝てしまう。


※ここから翌日
スマホの目覚ましで3時半頃起床。
夜中は小屋の外で何かが動く音が頻繁に聞こえた。(汗)
私もとうとう心霊現象に遭遇してしまったのかとシュラフの中で震えていたが良く考えたら野生動物だったと思われる。^^
ホント、何時まで経っても小心ものである。w
昨日、コンビニで買っておいたパンを食べ5時過ぎに湯ノ島小屋を出発した。


小屋の後ろには薄い踏み跡が付いていた。
それを辿ると昨日歩いた林道に突き当たる。


1枚上の場所を逆方向から撮影。
湯ノ島小屋の案内は出ていなかったが以前標識が付いていたと思われる木片が立っていた。


案内に従いここから登山道に入る。


これから渡る予定の沢が見えてきた。
沢には何かの残骸のようなものがあるようだったが近づけなかったので詳細は分からない。


崩落していた。(汗)
岩盤が剥がれ沢まで一直線状態だった。
この情報は事前に分かっていたがお助けロープを使えば通過出来ると思っていた。
実際に現地に来てみるとロープを掛けられるような所がなく通過には一か八か。
足を真っ直ぐ乗せられる場所さえあればゆっくり通過を試みたのだが…
濡れた岩盤と重い荷物で更にリスクが増すので残念ながら撤退する事にした。
今回の山行、あまりにも呆気ない幕切れとなった。('A`)








実は4、5日前から腰の調子が芳しくなかった。
登山をする当日までに多分直るんじゃないかなと軽く考えていた。
しかし、多少の改善は、あったものの完治には至らなかった。
それと前日の林道歩きの際、左手の甲をアブに刺され腫れてしまい指が完璧に曲がらなくなっていた。
果たしてこの体調で2日間のロングルートを歩き切れるか正直自信がなかった。
なので登山道が崩れていたのは登山を辞めるいい切欠だったと思う。
貴重な夏休みを使った登山だったが安全安心を考えたら致し方ないかな。

歩行距離/20.9km|累積標高差/477m
所要時間(休憩含)/1日目、3時間10分(12:50〜16:00) 2日目、3時間40分(5:20〜9:00)
出会った登山者/0人

バイク走行距離/1日目、133km 2日目、166km

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 20mm/F1.7
GPS/Garmin GPSmap62s
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/





■付録(飯豊連峰登山口巡り&林道飯豊檜枝岐線(川入線・一ノ木線))



あまりにも呆気なく終わってしまった今回の山行だがさすがに真っ直ぐ駐車地へ戻るのもなんなので飯豊連峰の登山口がどう言う所なのか自分の目で確かめてきた。
例外なくどの登山口も奥まった場所にあって改めて飯豊連峰が気軽に行ける山域では、ないと言う事を実感した。
去年、飯豊連峰を縦走した際、大石ダムの登山口を使っているのでこれで奥胎内の登山口を除いて一般的な登山口は全て行った事になる。
通り道なので今年再開通した林道飯豊檜枝岐線(川入線・一ノ木線)も走ってみた。



※バイク走行ルート(前日茶線/当日青線)



先ず最初に弥平四郎登山口に向かった。
集落を抜けると登山口の案内が出てきた。
この時点で後4キロかと登山口までの距離の事しか頭になかった。


1枚上の直ぐ先でダートになった。
この情報は全く知らなかったので聞いてないよ状態だった。
弥平四郎集落には駐車場が見当たらなかったのでここまで来てしまうと登山口まで行くしかないようだ。
因みに距離は短いがこないだバイクで走った栗原川林道より走り辛かったかな。
特に帰りは、やや急な下り勾配になるので強力なエンブレが使えないスクーターだと握りゴケに注意が必要だ。


駐車場の手前に登山口があった。
弥平四郎登山口には2つの登山道が存在した。
こちらが新長坂ルートになる。


弥平四郎登山口に到着した。
当日は10台近い車両が停まっていてナンバーを見ると色々な地域の登山者のものだった。


この標識によると春先などは雪の影響があるそうで新ルートを推奨していた。
どちらを通っても去年、私が最後に泊まった三国小屋に至るのだが。


こちらが新ルートで手前の新長坂ルートよりコースタイムが30分、短かくなっていた。
この後、県道383号線で林道飯豊檜枝岐線(川入線・一ノ木線)に向かう予定だったが通行止めで大回する事になる。(汗)


大回して川入線の起点に至る。


いきなり真新しい工事の跡が見えてきた。


現在も所々工事中をやっていた。
まだまだ工事が終わるまで相当時間を有すると思われる。


あくまでも素人の勝手な想像だが左側の川が暴れたせいで崩れた所が多いように感じた。
道を直す前に川の流れを変えた方が効果的かもね。


標識が出てきたと思ったら川入登山口の入口だった。


しかし、現在は車両通行止めになっていた。


ここに車を置いて1時間弱、舗装路を歩かないと登山口に辿り付けない。
山と高原地図のコースタイムだと私が去年、下山時に使ったブドウ沢口の方が三国岳に近いんだよね。


川入の先は致命的な道路状況は見当たらず。
観光道路みたいな綺麗な道でグングン高度を稼ぐ。
そうしてる内に飯豊トンネルの福島県側の入口が見えてくる。
この時は気付いてないが上の稜線が福島と山形の県境だった。


立派な橋である。
多分、完成後20年程度経ってると思うが今年になってやっと本来の使われ方がされている。


飯豊トンネルの福島県側に到達した。


ここへ来て知った事だが飯豊トンネルは20世紀中に完成したものだった。


※オンマウスで標識拡大
トンネルの手前には林道一の木線終点の標識が立っていた。


一気に飯豊トンネルを通過して山形県に入る。
事前に地図で確認しなかったが思ったより短いトンネルであっと言う間に通過してしまう。(地図だと1キロ位のトンネルになる)


飯豊トンネルの直ぐ先が去年の下山口、ブドウ沢口になる。
1年後にまたここへ訪れるとは夢にも思わなかったよ。^^


去年使えなかった駐車場だが今年は使えるようになっていた。
この画像には写ってないが1台だけ車が停まっていた。


釣堀のような施設の所が大日杉(中津川口)の入口になる。


1枚上の所から約4キロ進むと大日杉に到着である。
弥平四郎登山口と同じで最後の方はダートになってしまうのかと嫌な予感がしていたがいい方に外れた。^^


これが大日杉小屋になる。
ネットで調べると宿泊は素泊まりのみで1500円だそうだ。


大日杉からノンストップで走り4時ちょっと過ぎ、飯豊山荘付近の駐車地に戻る。


昨日、ここを出発する時、私の車以外何もなかったが本日は5台の車両が停まっていた。



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