作成者/管理人   2014年8月中旬実行
飯豊連峰縦走4日目
 



昨日、御西小屋で学習したので4時頃起床する。
朝食を食べパッキングをしているとお隣さんが稲光が見えるよとつぶやく。(汗)
それから10分位で土砂降りになる。(大汗)
本日の予定は4、5時間コースで体力的には、お気楽なのだが時間制限?があるのであまりゆっくりしてられない。
幸い雷は鳴っていなかったので今回の旅で初めてとなるレインウェアーを着込んで三国小屋を後にした。

ルート/三国小屋(三国岳)⇒地蔵山⇒牛ヶ岩山⇒五段山⇒川入切合⇒ぶどう沢口



 



※昨日写した画像を使用
川入には行かないが川入方面へ進む。


※昨日写した画像を使用
昨日予告した通りいきなり岩場になる。


※昨日写した画像を使用
水場は、ここを下って行く。
見た目ほどヤバイ場所では、ない。


※ここから本日写した画像(使用カメラ、リコーPX)
ルート上には2箇所鎖場があった。
どちらも大した事がなかった。
それと歩く前に三国小屋の管理人さんに聞いていたが岩は濡れても殆ど滑らない石質で危険性は低い。
落ちて致命傷になるような所も見当たらず。
ただ、この視界なので心拍数は、かなり上がっていた。^^


剣ヶ峰に到着した。
汗だくだったのでインナーを1枚脱いだ。


ほぼ雨は上がった。
多分、1時間後に小屋を出ればレインウェアーは必要なかったと思う。


やっと岩場を通り過ぎたようだ。
予想以上に長い岩場だった。


なにやら標識が見えてきた。


あ〜、ここが川入方面との分岐か。


また、標識である。
ここも川入方面に至るルートとの分岐だった。
ただし、こちらは難路に扱いになっている。
見た感じ草刈をやってないので藪漕ぎ必死だろうね。


地蔵山の頂上だと思われる場所に到達した。
しかし、三角点も山名板も見付からず。
大分、気温があがってきたのでここでレインウェアーの上だけを脱いだ。


地蔵山を過ぎると勾配が緩いルートが大半だった。


雰囲気的には去年歩いた信越トレイルに近かった。
信越トレイルと違い虫は殆ど居なかったけどね。^^


所々、湿地帯が出てくる。
そう言う所は雨後なので踏みしめるとジクジクしていて靴が濡れそうになった。


標識が地面に落ちていた。
五?山と書かれていた。
この先もこれと同じタイプの標識が数箇所で見られた。


牛ヶ岩山に到着した。
休憩する予定だったが雨がポツポツしていたので先へ進む。


牛ヶ岩山が本日の行程の中間地点になる。


溝が出来ていて少し歩き辛くなってきた。
後から知った事だがこの付近に水場があるそうだが全く気付かなかった。


ここで登山道は2方向に分かれる。


て言うか最後の山頂の五段山だった。
頂上っぽくない場所なので分岐でなかったら通り過ぎてしまうかも?
まぁ、本日の山頂は皆、そう言う感じの場所ばっかだったけどね。


朝から休憩らしい休憩を取ってなかったので五段山で大休止した。
休憩序にレインウェアーの下を脱いだ。


ガスってて山は薄っすらとしか見えなかったが東側が展望地になっていた。
実は、ここ草刈をして人工的に展望地にしていた。
本日歩いた場所、どちらかと言えばマイナーなルートだがしっかり手入れされていて気持ち良く歩く事が出来た。
1週間前に歩いたメジャーな赤城山とは大違いだった。(苦笑)


時々上り返しがあるが五段山からは、ほぼ下り勾配になる。


ブナの大木が出てきた。
先ほども書いたが信越トレイルに近い感じだった。
個人的には、こっちの雰囲気の方が好きだけど。^^


この画像では分かり辛いが急激に高度を下げていた。
次の分岐まで一気に100m下がる事になる。


最後の分岐が見えてきた。
ここを過ぎると尾根から外れる。


標識によるとぶどう沢口まで30分になっているが山と高原地図だと若干短い25分だった。
ここで本日唯一の登山者と擦れ違う。
その方に登山口に○○○置いてあったでしょう?と質問するとありましたよと答えが返ってくる。
それを聞いて一安心した管理人であった。w


結構ロープが設置されていた。
確か4、5箇所あったと記憶している。
それでも雨上がりなので滑る滑る。(汗)
最後なので油断したため3回もコケてしまった。w
幸いトレッキングパンツは汚さずに済んだけど。


この辺りは珍しく尾根がハッキリしていた。
勾配も緩く地形図と少し違う感じだった。


この劣化した橋の所で今回の旅で1番の大転倒をした。(テヘ)
体のダメージは、なかったがザックを付けたまま起き上がる事が出来なかった。
ホント最後まで気を緩めちゃダメですな。(苦笑)


4日振りにアスファルトが見えてきた。
文明の世界にお帰りって所だろうか?^^


予想は付いただろうがこいつもお出向かいである。
ただ、使い方は少し捻りを加えていると言うかこいつの特性を最大限に生かした使い方をするのだが。


無事ぶどう沢口に到着した。
だがイベント?は、まだまだ続く。





 



※この画像からデジイチを使用
4日前に自転車を置きに来た時、画像右の標識に自転車を繋ごうとしたが目立つので。


登山口から5m位入った所に繋いだ。(画像中央付近)
まぁ、現在福島県側が通行止なので登山者か関係者の車しか入って来ないので気にする必要は、なかったのだが。
因みに三国小屋の管理人さんの話だと福島県側は今年中(2014年)に1車線だけ復旧するとの事。


それではイベント?の続きを再開する。


ぶどう沢口の直ぐ下にこんな立派な駐車場が存在する。
ここを登山者用の駐車場にするはずだったのだが地権者と揉めてダメになったそうだ。('A`)
この時はロープが取れていたが下に関係者以外立入禁止と言う札が落ちていた。


ぶどう沢口を下って行って最初に見えてくる建物(釣堀)がこれになる。


左を見ると舗装路である。
ここを左折すると大日杉(中津川口)へ至る。


30分位下った自動販売機の所で最初の休憩をした。


重い荷物を背負っての自転車は思いの他、大変で歩きの方が全然楽だった。(汗)
ポジションが悪かったのかな?
ここでコカコーラ0を購入して一気に飲み干した。


キツクは、なかったが上り坂が出てきた。


2回目の休憩&アクエルアスを購入した。


突き当りを左折する。
4日前、自転車を置きに来た時、間違って画像の右側の道を進んでしまった。^^


この赤い橋を渡ると上りが多くなる。


ダムの手前がこのルートで1番の難所だった。(汗)
これを上れる自転車の性能と脚力があれば間違いなく全てを乗り越えられる。


なんとかオール乗車で電車が来る15分前に手ノ子駅に到着した。
ガーミンのソフトで検証した所、極端に厳しい上り勾配がなかったがその通りだった。
乗車時間は合計で約1時間半になる。
余裕を持って電車が来る2時間半前までにぶどう沢口を出ると精神的にも肉体的にも楽だと思う。
なんたってこの時間の電車を逃すと次は4時間後なので遅れると洒落にならなかった。


手馴れたもので数十秒で自転車を畳む。


駅舎にある案内によると2の位置から乗車するようになっている。
無人駅なので乗る場所が決められていた。


2、3分遅れで電車が到着した。
乗り込むと車内はガラガラで乗車率は10%あるかないか。w
噂によると最近は輪行が増えたみたいで両輪を外して輪行袋に入れないと乗車を断られる事があるそうだ。(ロードやMTBなどの場合)
ただ、この乗車率じゃ注意どころか気にも留められなかったけど。^^


この電車、バスと一緒で乗る時に整理券を取るようになっている。(無人駅から乗る場合)
そう言えば、去年の信越トレイルに使った電車も同じだったっけ。


1時間ちょっとで越後下関駅に到着した。


越後下関駅の駅舎で3本目のペットボトル(爽健美茶)を購入。
それにしてもこの辺り、コカコーラ関係の自販機しかないのかな?


MuP8号を再び乗れる状態にして最後の仕上げ作業をする。


電車に乗ったせいで方向感覚がおかしくなっていた。
用意周到な私は予めガーミンにルートを入れてきたので迷うような事は、なかったけどね。
駅を出て最初の信号を右折する。


ここで国道113号線に接続する。



大石ダムの標識に従う。


ここも同じ。


当分、直進で緩いアップダウンが続く。


残り2キロの所が最後の分岐になる。
ここまでオール乗車だったがこの先は急勾配で折り畳み自転車では半分程度しか乗車出来なかった。


トンネルの手前から全て乗車可能になる。


見慣れたワンボックスが見えてきた。
本日もあの車以外登山者の車は停まっていなかった。w


スタート地点に到着した。
電車は使ったが事後処理も含めて自力で飯豊連峰の主稜線を走破完了!
山小屋の管理人さん達によると主稜線を縦走した後に自転車を利用してスタート地点に戻るなんて聞いた事がないそうだ。
必ず宿泊した登山者に登山計画を尋ねる管理人さん達が聞いた事のない方法なんだからかなりの高い確率で世界初の試みだと思われる。
折り畳み自転車があるとルートバリエーションが格段に広がる事を普段の山行以上に証明しちまったぜ!^^





 



大石ダムを下った所にある温泉センターで4日分の汗と汚れを洗い流す。
入浴後、体重計に載った所、驚くべき数字が表示される。
なんと普段より3キロ減の63キロしかなかった。w
確か身長が止まった中学3年当時の体重と同じで大人になってからここまで落ちた経験がなかったのでビックリした。
私の身長だと67キロ位が丁度いいのでそれから数日間、高カロリーのものばかり食べて2日で2キロ戻した。^^
体重を減らしたい方は飯豊連峰の主稜線を重い荷物を担いで縦走すると効果的かもね。w

帰りのルートは良く考えていなかったが滅多に来る事のない新潟回りを選択。
この判断が大失敗で車中泊が出来る気温の場所が中々見付からなかった。(汗)
確実に山中を通る米沢経由、会津鬼怒川ルート(国道121号線)にするべきだった。(苦笑)
結局、標高の高い苗場付近まで来てしまい某所で就寝、翌日の昼頃、自宅へ戻り2014年の夏休みは終わりとなった。

歩行距離/6.5km|累積標高差/+253m -1052m
所要時間(休憩含)/5時間(5:40〜10:40)|出会った登山者/1人
自転車走行距離(ぶどう沢口〜手ノ子駅)/32.4km|累積標高差/+149m -718m
自転車走行距離(越後下関駅〜大石ダム)/8.6km|累積標高差/+160m -16m

カメラ/LUMIX DMC-GX1+LUMIX G 14mm/F2.5|リコーPX
GPS/Garmin eTrex30
Webサイト/山旅DIARY http://yamatabi-diary.com/



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